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おかたづけ選書
¥500
新サービス「おかたづけ選書」の購入フォームです。 サービスの詳細は、画像にてご確認をください。 ※注意点※ kazenonebook@gmail.comよりメールにてご連絡をさせていただきます。 フィルター設定などで届かない場合がないよう、受け入れの設定をお願いいたします。 不明点は、InstagramのDMか、当店メールアドレスよりご連絡くださいませ。 Instagram: https://www.instagram.com/kazenone.book/ メール: kazenonebook@gmail.com
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風をとおすレッスン:人と人のあいだ
¥1,540
書籍紹介『風をとおすレッスン~人と人のあいだ~』 「ありのままの自分でいい」 「自分らしくありなさい」 そんな言葉を聞くことが増えました。私もそう人に言ったり、自分に言い聞かせることが最近になって増えたような気がします。 けれど「自由」は、他者との関係なしにはありえないと、本書は言います。 他者との関係が風とおしのよいとき、はじめて「ありのままの自分」や「自分らしい自分」でいられるのだ、と。 人と人がSNSなどを通じてつながりすぎたことにより、息苦しくなっている人も多いでしょう。かといってつながりを断ち切れば自由になれるわけでもありません。 だいじなことは、「つながりにとらわれないこと」。 かろやかでしなやかに、誰かや何かにとらわれず、風通しの良い生き方がしたい。 こんなキーワードが今の自分にものすごくしっくりきたこと、そして同じようにきゅっと縮こまっている人がいるのではないかと思い、当店でお迎えしました。 この本を通じてあなたと誰かの間に、そしてあなた自身の中に風をとおすヒントがみつかりますように。 【目次】 はじめに 1章 「私」の中の小さな私たち あひるとかっぱと旅してみれば 「私」の中の小さな私たち 人を絶望から救いあげる力とは 2章 対話と〈間【ま】〉 村の寄り合いとオープンダイアローグ 他人が考えていることが、すべてわかったら……。 対話の空間をつくるために 「むだ」が教えてくれるもの 3章 人への距離 レコードと恋愛 ちがう人生があったかもしれない カメと、期待しないコミュニケーション たまにはダチョウになってみる 「無敵の人」と馬鹿一 4章 物語と焚き火の時間 焚き火の時間 ひとりでいること、いっしょにいること 出会った関係に別れはない おわりに ==== 発行 :創元社 著者 :田中真知 発行日:2023 年 8 月 8 日 ページ数:160ページ
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たらふく
¥1,540
\当店店主も、寄稿させていただきました/ 書籍紹介『たらふく』 KAZENONE BOOKの商品のなかでも群を抜いて人気があるのが、街歩きエッセイスト・チヒロさんによるZINEの数々です。 今回はそんなご縁もあり、チヒロさん編集の最新著書「たらふく」に、なんとKAZENONE BOOKの店主・櫻井も執筆の機会をいただきました。 タイトルからもわかる通り、テーマは「食」。 私は父が大好きな蕎麦をキーワードに、幼いころから今までの父との思い出についてエッセイを書かせていただきました。(ちょっぴり恥ずかしいので、父に送るかどうかは悩み中…) 他にもアーティストや芸人さんなど、著名な方の作品もつまっていて見どころ満載です。 私も他の方の作品をお腹を空かせたり、ホロリとしたり、体をいっぱい使いながら読んでいます。 気になる方はぜひお早めに。 ※本作は現在予約販売中です。発送は12月初旬を予定しています。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー <執筆者>※五十音順・敬称略 奥中康一郎(えんぷてい)@emptei__ @oknk____ 尾関高文(ザ・ギース)@ojecky 櫻井朝子(KAZENONE BOOK)@kazenone.book 佐々木友紀(YATO・ORAND)@yatobooks シモダヨウヘイ(ブックバーひつじが) @hitsujiga せきしろ @sekishiro2 せせなおこ @s_nao25 曽我部恵一(サニーデイ・サービス)@keiichisokabe @sunny_day_service 高佐一慈(ザ・ギース)@ash.and.d 田中机(破壊ありがとう)@tanakatsukue 中村晴佳(古書フローベルグ)@frobergue べっくやちひろ @beck.0902 ミカミユカリ @miricamu minan(lyrical school)@_manybooks_ @lyricalschool 安澤千尋(かもめと街)@kamometomachi 『たらふく』 B6 / 110ページ 価格:1,540円(税込) 装幀:JAROS @jaros.tokyo 企画・編集:かもめと街 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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We Are Flowers
¥2,750
書籍紹介『We Are Flowers』 表紙のブルーとピンク。 思わず手に取り、飾っておきたくなるデザインが目を引く一冊です。 こちらの本は、横浜市青葉区を拠点に活動する旅する八百屋「青果ミコト屋」と、ブックレーベル&絵本専門店「yackyakcbooks」との共同制作で生まれた絵本です。 テーマは「野菜や果物の花」。 花の絵と共に「あなたはだれ?」と書かれたページをめくると、なんの花かを知ることができる、図鑑のような画集のようなつくりになっています。 普段当たり前に食べている野菜や果物も、植物だから花が咲く。とても当たり前のことだけれど、小さなお子さんはピンとこないかもしれません。いや、大人である私たちも正確にどんな花が咲くのかは知らない方が多いはず。 だからみんなでめくりながら勉強になるし、いつでも手に取れる場所に置いておくだけでもうれしくなるような本なのです。 「循環」をテーマにした紙選びにも注目してください。 見返しに使用されているのは、フードペーパーと呼ばれ、本によってにんじん、じゃがいも、きゃべつと、廃棄される野菜や果物からつくられているのだそう。 表紙は「出番待ちペーパー」といい、印刷の過程で余ってしまった紙を活かした取り組みです。余り紙ではなく「出番待ち」というネーミングもいいですよね。 さらに嬉しいのが、野菜から生まれたオリジナルの栞。これはミコト屋ででた野菜くずをミキサーで攪拌し、和紙の原料に混ぜたもの。野菜の繊維が見てわかるほどの質感。「これも元は野菜だったのか」と思いながら手にすると、感慨もひとしお。一つとして同じ栞はありません。 本だけでなく、本が生まれた背景や裏側が書かれたリーフレットポスター、野菜でできた栞がセットになっています。 まさに1冊まるごと「野菜」がつまった本。 ご自身やお子さんのため、または誰かへのプレゼントに。 ぜひ長く、長くお楽しみください。 === 企画:青果ミコト屋、yackyackbooks イラストレーション:山中タイキ 発行 :yackyackbooks 発行日:2024 年 8 月
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注文に時間がかかるカフェ~たとえば「あ行」が苦手な君に~
¥1,980
書籍紹介『注文に時間がかかるカフェ~たとえば「あ行」が苦手な君に~』 自分はいままで、どれだけ人の多様性について心を寄せることができていたのか。 そんなことを気づかせてくれた一冊です。 本作は、自身も吃音症でかつて夢をあきらめていた奥村安莉沙が発起人となって、吃音を持つ人だけで運営される「注文に時間がかかるカフェ」の取り組みを追ったもの。 「待つことの先にゆたかな喜びがあること、他者に寄り添うことはひとりひとりの違いを慮ることであると教えてもらった。それを知っているのと知らないのとで、私のあしたは小さく変わる。本書を読んでくださったあなたのあしたもきっと」(本文より) 言葉をめぐる冒険、思いを伝え合う素晴らしさ、待つことの幸福。エッセイの名手・大平一枝が描く、温かな感動の物語です。 目次 序章 言葉を巡る旅への離陸 一章 慣れない体 二章 変わる若者たち 三章 ルーズソックスと母 四章 注カフェ香川同行記 五章 オーストラリア、奥村安莉沙の種 終章 旅の終わり 発売年月 2024年1月 ISBN 978-4-591-18039-6 判型 四六判 サイズ 188mm x 127mm ページ数 239ページ 主な対象年齢・学年 一般 本の種類 単行本 ジャンル エッセイ 定価 1,980円(本体1,800円)
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そんなとき隣に 詩がいます【古本】
¥1,000
書籍紹介『そんなとき 隣に詩がいます~鴻上尚史が選ぶ谷川俊太郎の詩~』 どんなに普段は明るい人でも、家族や友人など誰にも話せず、 孤独に悩みと向き合わなければいけないことは、あるのではないかと思います。 話したい、でも話せない。話しづらい。 こちらの本は劇作家・演出家の鴻上尚史さんが、谷川俊太郎さんの詩にふれて心が深く救われた体験をもとに、さまざまな私生活のなかでぶつかる「壁」への治療薬として、谷川さんの詩を処方する。そんなスタイルで綴られています。 例えばこんなとき、手に取ってみてください。 ・さみしくてたまらなくなったら ・毎日、しかめっつらだけになったら ・愛されなかったら ・愛されたら ・大切な人をなくしたら ・家族に疲れたら ・戦争なんて起こってほしくないと思ったら ・歳を重ねることが悲しくなったら ・ことばと仲良くなりたいなら ・おっぱいが好きなら ・生きるパワーが欲しくなったら ・詩が好きになったら あなたの悩みと近いテーマはありましたか。 決して悩みをすっきり解決してくれるわけではないけれど 一人じゃないと思わせてくれる。 まさに「人生処方詩集」です。 ==== 古本状態:非常によい 発行 :大和書房 発行日:2018 年 8 月 26 日 ページ数:264ページ
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海のまちに暮らす
¥1,980
イラスト、デザイン、詩、小説をはじめ、最近では漫画まで。ときには自身で製本し、出版、営業までをも行う弱冠25歳の作家・のもとしゅうへい。 最近では『ユリイカ』による現代詩の新人賞を受賞したことでも話題になりました。 のもとくんは、コロナ禍であった2022年、大学を休学し、東京を離れて真鶴に移り住みました。町の図書館でバイトし、畑を耕しながら制作活動を行っています。都市を離れ、真鶴という港町で、土を触りながら感じたこと。 このエッセイ集には、日々の些細な生活の記録がさまざまな視点から描かれています。それぞれのエッセイには、描き下ろしの4コマ漫画や挿絵付き。装丁も、のもとくん自身によるものです。誰しもの生活を、やさしく肯定してくれるような一冊です。 (出版社HPより) 著者:のもとしゅうへい 一九九九年高知県生まれ。二〇二〇年より企画・執筆・編集・装幀までのすべてを個人で手がけるセルフパブリッシングの活動を続ける。二〇二四年、芸術総合誌『ユリイカ』による現代詩の年間新人賞「ユリイカの新人」に選出される。著書に、小説『いっせいになにかがはじまる予感だけがする』。文筆のほか、イラストレーション、漫画、グラフィックデザインなどの制作を行う。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程在籍。 価格 1,980円(10%税込) サイズ B6 ページ数 120ページ 著者 のもとしゅうへい 装幀 のもとしゅうへい 発行人 川口瞬 発行元 真鶴出版 +++ 店主も5年ほど前に、真鶴出版さんに宿泊させていただいたことがあります。「海のある町」といってもさまざまですが、真鶴は中でも私が好みの、いわゆる漁師町。 きらびやかさ、華やかさ、目だった観光スポットがあるわけではないけれど、住んでいる人々の日々の営みを感じられる、穏やかでのどかな町の雰囲気が大好きです。 そんな真鶴に住まいを移し、生活のなかで感じたことを収めたのもとさんのエッセイ。真鶴での様子がありありと浮かんでくる文章力も必見です。 「たとえば、海の町で暮らすこと。見知らぬ場所に新たな自分を見出すこと。発見と記録を移動のなかで繰り返すこと。 そのような連続性に身を置きながら生き続けることが、自分にとっての生活だった。そして生活をするそばから、自分はみたものや聞いたものをゆっくりと忘れていく。忘れてしまうものごとを拾い集めて書きとめながら、意識はもう次の移動の先端で風を受けている。」(あとがきより) 《こんな人におすすめ》 ・真鶴がどんな町か知りたい人 ・海のある町への移住を検討している人 ・瑞々しい文章に触れたい人
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いろいろな本屋のかたち
¥1,650
\当店店主も、寄稿させていただきました/ 大阪の北加賀谷に拠点を構える「本のすみか」さんが主体となって制作された本「いろいろな本屋のかたち」に、KAZENONE BOOK店主の櫻井も参加させていただきました。 この本は実店舗を持たずに、さまざまな形で本屋を運営する全国の書店主たちの体験談をまとめたもの。元々本のすみかの晴奈さんも実店舗をもたずに運営していたずっと前、立ち上げ時に参考になる書籍がなくて苦労されたのだそう。 今はさまざまな形で、自分らしく本屋を開く人が増えています。そんな方々のお役に立ちたいと、一冊の本を制作されました。 微力ながら私も寄稿させていただき、間借り本屋を始めるに至った経緯や、苦労などを綴っています。 これからこうした自由な本屋のかたちを模索したい方にぜひおすすめです。 +++ 移動型・イベント・オンライン・間借り・シェア型書店・他業種の店舗内・山の上など多種多様なかたちで本を売る「いろいろな本屋」の活動について、8名の本屋店主の方々に執筆いただき、まとめた本です。本のすみかの店主も、無店舗時代のことを書いています。 参加本屋:くらしの本 ponte、ブックスタンドYori、Books移動祝祭日、クマヒコ書房、KAZENONE BOOK、杣Books、すなば書房、いどうほんやKOKO、本のすみか 発行:本のすみか ページ数:128 判型:B6判 発行年月日:2024年11月1日 初版 《こんな人におすすめ》 ・無店舗で本屋をはじめたいけれど、何からはじめたらよいか分からない人 ・参考になる事例を知りたい人
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ノックの音が【古本】
¥300
当店のインスタ連載「あの人のバイブル」で、エッセイスト・中前結花さんにご紹介いただきました。 ▼詳細はこちら https://www.instagram.com/p/DBvYcliS0Gv/?img_index=1 コメント: 小学生のときに、両親の本棚で見つけた1冊です。この本を読んだことがきっかけで、わたしは本好きになりました。 全編「ノックの音がした。」というフレーズから始まるショートショートで、先が読めずとにかくおもしろい。 「そろそろ、いい具合に忘れたかな?」というタイミングを狙って、何度も読み返しています。大人はもちろん、お子さんにもおすすめ。 +++ ノックの音とともに、二日酔いの男の部屋にあらわれた見知らぬ美女。親しげにふるまう彼女の正体は? いったい、だれのところへ、どんな人が訪れてきたのか。その目的は。これから部屋の中で、どんなことがおこるのか……。 サスペンス、スリラーからコメディーまで、「ノックの音」から始まる様々な事件。意外性あふれるアイデアと洒落たセンスで描く15のショートショート。 判型:文庫 頁数:208頁 古本の状態」かなり良い
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ミウラさんの友達【古本】
¥900
SOLD OUT
当店のインスタ連載「あの人のバイブル」で、エッセイスト・中前結花さんにご紹介いただきました。 ▼詳細はこちら https://www.instagram.com/p/DBvYcliS0Gv/?img_index=1 コメント: 「本の中でいちばん好き」と言っても良いくらいの1冊で、いつでも見えるように棚に立てかけて飾っています。 「トモダチ」という名のロボット作品をミウラさんが手に入れるところから物語がはじまるのですが、この本には、だれにでもきっとある悲しいこと、だれでもきっとわかるうれしいこと、が詰まっている気がするんです。 +++ 大切な関係だって 小さなヒビから パリンと割れてしまう 友達って むずかしい 漫画デビュー20周年記念作品 渾身の描き下ろし漫画 「思ってもなかったな? あたしがさ? ルームシェアするなんて」 話すのは5つの言葉だけ。 不思議な「トモダチ」とのふたり暮らしが始まった 製本:ソフトカバー 頁数:144頁 定価:1,430円 (税込) 古本の状態:かなり良い
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鞠子はすてきな役立たず【古本】
¥700
当店のインスタ連載「あの人のバイブル」で、エッセイスト・中前結花さんにご紹介いただきました。 ▼詳細はこちら https://www.instagram.com/p/DBvYcliS0Gv/?img_index=1 コメント: 「働かざるもの、食うべからず」と考えている夫と、専業主婦を希望して趣味を謳歌する妻。価値観の違うふたりのやさしい物語です。 わたしはこれを旅先で読んだのですが、夢中になりすぎて旅行のいちばんの思い出になってしまいました。 わたしもこの夫と同じで、どこか「仕事がすべて」だと思い込んでいたのかなあと思います。心が解かれるような体験でした。 +++ 働かないものも、どんどん食べろ――「金を稼いでこそ、一人前」に縛られない自由な主婦・鞠子と銀行員・小太郎の生活の行方は!? 金の時代の終わりを告げる傑作小説。『趣味で腹いっぱい』改題。 判型:文庫 頁数:240頁 古本状態:かなり良い
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HERE TODAY
¥2,200
編集者・岡本仁の人気インスタグラムを書籍化! あの伝説のカルチャー誌『relax』の元編集長で、現在『暮らしの手帖』、『&Premium』など多くの連載をもつ、編集者・岡本仁の人気インスタグラムを書籍化! 今日しかない今日を撮りつづけて10年間、約8000枚の写真の中から選んだいま、伝えたいもの。伝えたいことを伝えるために挑んだはじめての写真集。 (出版社紹介文より) 著者:岡本 仁 出版社:芸術新聞社 サイズ:A5判変型 ページ数:160ページ 発行年月:2023/2/2 +++ 敬愛する編集者、岡本仁さんの書籍。 岡本さんは文章、街歩きの視点、写真の切り取り方などあらゆることが好きで尊敬して止まない編集者のお一人です。 そんな岡本さんが初めて、文章ではなく写真をメインに出版されたのが本作。 「テキストをなくしちゃったら何にも成立しないのかなって思ったんです。でも、写真を選んでいく段階でキャプション付いていないほうが面白いなってちょっと思ったんです。何かそういうことをやってみたくなったんです。」(本文より) 切り取られた写真だけ見ても、行きたくなる、食べたくなる、見たくなる、感じたくなる。 切り取る力、編む力ーー。 本当に稀有な編集者さんだなあと思うのです。 《こんな人におすすめ》 ・街あるきが好きな人 ・写真が好きな人
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ロゴスと巻貝
¥1,980
小津夜景とは何者なのかが垣間見える、40篇の読書エッセイ 山本貴光さん(文筆家・ゲーム作家)推薦 細切れに、駆け足で、何度でも、這うように、 本がなくても、わからなくてもーー 読書とはこんなにも自由なのですね、小津さん 小津夜景さんはフランス・ニース在住の俳人です。綴る文章は言葉のつながりが瑞々しく、しなやかな連想に魅力があります。 これまでの著作では谷川俊太郎さんなどから帯の推薦コメントをもらい、書籍が文庫化するなど注目が集まっています。 本書は単なる読書エッセイではなく、これまでの小津さんの人生と、そこから結びつく本の記憶を手繰り寄せ、芳醇な言葉の群で紡ぎ合わせ、過去と現在、本と日常、本の読み方、人との交際などについて綴った一冊になっています。 (出版社紹介文より) 著者:小津夜景 出版社:アノニマ・スタジオ 発行年月:2023/12/28 +++ 自分が好きな本の傾向にどうしても偏りが出てしまうので、好きな作家が自身に影響を与えてくれた本を紹介してくれる本、すなわち「本の本」をよく手に取ります。 自分と好みが合うと思っている人が選ぶ本は、きっと自分の読書体験を広げてくれる一冊になるはずだから。 この本は単なる読書エッセイといったことではなく、著者の考えや過去のこと、日常などあらゆる方面に自由に伸びていきながらも感じ取れるメッセージが深く噛みしめたくなる文章が素晴らしいです。 とても読みやすいので、寝る前の一冊にもおすすめです。 《こんな人におすすめ》 ・自分の選書の幅を広げたい人 ・著者の考えに触れたい人
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K-POPはなぜ世界を熱くするのか
¥1,870
BTSからBLACKPINK、NiziUまで、Z世代を中心に世界を熱狂させるK-POP。 そのわけは、音楽でも、パフォーマンスでもなく、5つの “バリアフリー”にあった。 お金:ライブに行くまではすべて無料 時間:いつからでも後追い可能 距離:どんなに遠くにいてもリアルタイムで参加 言語:どんな言語にも翻訳されるコンテンツ 制約:ファンがどんどんシェアして広めていく K-POPはどうしてこんなにも世界中の人々を惹きつけているんだろう?どんなふうに作られていて、どんな仕掛けによって広まっているんだろう? 世界中のファンが参加できる生配信アプリ「V LIVE」、予告のスケジュールを教えてくれる「ティザー表」、推しだけを1曲分堪能できる「ファンカム」、ファンが自腹で駅に出す「サポート広告」……ファンを虜にする多彩すぎる仕組みの数々。 K-POPのクリエイターたちが語るリアルな声とともに、プロモーションの視点から世界的なムーブメントを体系的にまとめた初の書籍。K-POPのすべてがこの一冊でわかる。 “K-POPの作り手”たちに韓国で直接インタビュー。 音楽プロデューサー、ブランド戦略責任者、A&R、アートディレクター、MV監督、ボーカルトレーナー、振付師、スタイリスト…… 「出会う人はみな、私の同世代か、年下の大学生だった。そんな若者たちがメジャーシーンで制作に携わり、世界をリードしている。「若さ」は単に年齢的なことだけではなく、これまで積み上げてきたものを手放す勇気、良いと思ったものはすぐ吸収するハングリー精神、そういった感覚のことでもある。彼ら彼女らの「若さ」はどこからやってくるのだろうか。K-POPの制作現場から放たれる熱いエネルギーにもきっと「うねり」の正体はある。」(はじめにより) 著者:田中絵里菜(Erinam) 出版社:朝日出版社 サイズ:四六判 ページ数:240ページ 発行年月:2021/4/3 +++ 幼いころ、SPEEDが好きでした。 母はよく「誰が誰だか分からない」と言っていて、んなわけがあるか!と憤慨していたけれど、20年経ったいま、私は同じことを言っている。 韓国人に限らず流行りのアイドルの違いがまったく分からない。だから少し学びたい。流行の背景を知れば、もう少し興味が持てるような気がするから。 いつまでもさわりだけでも流行を追えるような人でありたいのです。 《こんな人におすすめ》 ・すでにK-POPが好きで、もっと深く知りたい人 ・韓国カルチャーに興味がある人
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家から5分の旅館に泊まる
¥2,090
行き先は何も遠い地に限らない。近所の旅館やビジネスホテルにも、知らない世界が広がっているーー。 執着を解き放ち、自分の輪郭を失くしながら歩く知らない町。人に出会い、話を聞く。言葉に出会い、考える。それでもこの世界をもう少し見てみたいと思う小さな旅の記録。 話題作『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』でデビューし、今「最も注目すべき」書き手であるスズキナオ、初の旅エッセイ集。前向きな言葉、大きな声に疲れているすべての人へ。 今の疲れ果てた自分でも読めるような、むしろ、こんなときだから読みたくなるような本はないものだろうか……書棚をもっとよく探せば見つかったのだろうけど、そのときは体力もなく、まばゆく見える本ばかりが並ぶ書店をよろよろと出ての帰り道、暗くて静かな旅行記を書こう、と心に決めたのだった。大好きな『つげ義春日記』の、あの雰囲気が念頭にあった。(中略) 旅先で出会う何かに心が癒されるとか、元気になるとか、そんな自分勝手なことを期待しているわけではなく、知らない土地を歩くことで、そのあいだだけは、自分自身のことを考えずに済むのかもしれない。 ただ、見ているだけ、聞いているだけ、歩いているだけの存在になれるような気がするのだ。そしてその行き先は何も遠い地に限らない。近所の旅館やビジネスホテルにも、知らない世界が広がっている。(「まえがき」より) 著者:スズキナオ 出版社:太田出版 サイズ:四六判変型 ページ数:340ページ 発行年月:2024/7/23 +++ 自宅にすぐ帰れる距離の町に「泊まる」ほど無駄な出費はない、と思う方は多いかも。 そうでしょうか? その街の朝と夜を知ることで、見えてくることってあるような気がするのです。なんと手軽にできる冒険でしょう。 著者のスズキナオさんが書かれるテーマにはいつも惹かれます。 「深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと」「遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ」など……。 身近なところでできる、選択の違い、視点のずらし方、それによって見えてくる景色。 そんな小さな気づきを見つけて紡ぐ天才だなあといつも思っています。 《こんな人におすすめ》 ・無駄だと思われることに時間をかけるのが好きな人 ・視点を変えて物事を見ることに興味がある人
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最高の山ごはん
¥1,760
歩いて、作って、食べた! 最高の山ごはんって、どんなごはんだろう? その答えは「効率」でもなく「安さ」でもなく、「おいしい!と心底思ったごはん」。 ホシガラスメンバー8人のとびきりおいしかった山ごはんを元に、料理家・山戸ユカが独自のアイデアを加えて再現。 山で作るための合理的なヒントやアイデアもふんだんに盛り込んで、レシピとしてご紹介します。 著者:ホシガラス山岳会 出版社:PIE International サイズ:B6判変型 177×128mm ページ数:160ページ 発行年月:2016/11/21 +++ 年に1回くらい、ほんの小高い丘程度の山に登ることが好きです。立派な山でないのは、目的が「外で、おいしいご飯を食べること」だから。 この本を読んで、メスティンとガスバーナーを買い込んだあのころが懐かしい。 あのころとは違い、今は幼い娘ができたのでなかなか出かけること自体が難しいけれど、大きくなったらチャレンジしてみたいなあ、小高い山。 そして外で食べるごはんって美味しいよね、って二人で笑いたい。 野川かさねさんの写真も大好きです。 《こんな人におすすめ》 ・山登りが好きな人、趣味の人 ・外でごはんを食べるのが好きな人
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歩きながらはじまること 西尾勝彦詩集
¥2,200
奈良の山で暮らす詩人、西尾勝彦のポケットには、どんぐり、石ころ、いろいろな形の葉っぱや木の実。たくさんの宝物がつまっているに違いないーー。 西尾勝彦さんがこれまでに発表してきた五つの詩集を編んだ詩集。 『フタを開ける』(2010)、『朝のはじまり』(2010)、『言の森』(2012)、『耳の人』(2014)、『耳の人のつづき』の5冊がこの本一冊に収められています。 詩集 2018/03/07発行 四六判変形 並製 +++ 西尾さんの詩集を手に取り、数ページめくって「出会ってしまった」という顔をされて、感情を静かにおさめながらレジに来るお客さんを何人も見ていると、やはりそうだ、特別な言葉なんだ、と思うしかないのです。(帯文:葉ね文庫 池上規公子) * こちらの本はKAZENONE BOOKのInstagramで発信している連載「あの人のバイブル」で、街歩きエッセイスト・チヒロさんに紹介いただきました。 ▼詳細はこちら https://www.instagram.com/p/C9mGhuEyk35/?hl=ja&img_index=1 コメント: 尾道にある紙片という本屋さんで出会った詩集。 これを手に取ったときはずっと何かに追われていて、自分の能力があまりに追いついておらず焦ってばかりいた頃でした。 「待つ」という詩で、焦らずに自分を待ってあげる心を持つことの大切さを教わりました。この作品の影響を受け、自身のエッセイ集『いつかなくなるまちの風景』は、詩集のような余白を大事にしたデザインにしようと決めました。 《こんな人におすすめ》 ・詩集に興味はあるけれど、どんな本から読んだら良いか分からない人 ・優しい言葉に触れたい人
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笑える革命
¥1,870
笑えない「社会課題」の見え方が、ぐるりと変わるプロジェクト全解説 がん・認知症・LGBTQへの理解――。社会課題も、笑いながら考えてきた。笑えるように、考えてきた。明るく世界を変えられのは、「普通」で「にわか」な人だと信じて。 《目次》 第1章 企画 あなたの「立てた指」には何人がとまる? 第2章 表現 「北風」ではなく「太陽」のアプローチ 第3章 着地 企画の着地は「仲間」で9割決まる 第4章 流通 「おいしいところを、おいしいカタチで」届ける 第5章 姿勢 「中途半端なプロ」より、「熱狂する素人」 著者:小国士朗 出版社:光文社 サイズ:四六判 ページ数:328ページ 発行年月:2022/3/23 +++ 今度荒川区・尾久のエリアで本市を開催しようと企てています。 ただやることが目的になっていないか、独りよがりになっていないか。自問自答を繰り返す日々。 この本の著者は、元NHKの敏腕ディレクター。会社の課題も、社会の課題も、みんなが笑顔溢れる企画に仕上げるプロなのです。 場づくり、事業づくり、ものづくり。 そんなことに携わる人たちへ、何か必ずヒントになることが見つかるはず。 《こんな人におすすめ》 ・場づくり、事業づくり、ものづくりに携わる人 ・企画のヒントが欲しい人 ・「視点を変える」ことに興味がある人
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ちょっと踊ったりすぐにかけだす
¥1,870
『本の雑誌』8月号にて「2023年度上半期エンターテインメントベスト10」第2位に選出! ウェブメディア「デイリーポータルZ」編集部員・ライターの著者による大人気ウェブ日記を書籍化。書き下ろしを含む2018年から2022年までの日記より、103日分をあつめた傑作選がついに刊行! 母・息子・娘、3人暮らしの愉快で多感な〈日記エッセイ〉 生活の、愛おしい機微。 古賀 及子(こが ちかこ) 1979年東京生まれ、神奈川、埼玉育ち、東京在住。ライター、編集者。 2003年ウェブメディア「デイリーポータルZ」にライターとして参加、2005年同編集部に所属。「納豆を1万回混ぜる」「決めようぜ最高のプログラム言語を綱引きで」「アイドルの話はプロレスの話に翻訳できるか ~文化にも通訳が必要だ~」などを執筆。 2018年10月はてなブログで日記の毎日更新を開始し、2019年からは同人誌としての頒布も行う。日記は現在もnoteに不定期で更新している。 判型:B6判 製本:ソフトカバー 頁数:320頁 ブックデザイン:鈴木千佳子 +++ 荒川区にある総菜屋「kitchenつむぎ」を営む、ゆいさんにご紹介いただきました。 ▼詳細はこちら https://www.instagram.com/p/C9O9FbESYY_/?hl=ja&img_index=1 コメント: ウェブライターの著者と子どもたち、3人暮らしの日記エッセイ。母と息子、娘、親子3人の日々がとても愉快に描かれています。 状況だけ見れば何気ない1日なのに、著者の出来事の捉え方や、子どもたちの心情の読み解き方が抜群に面白く、こんな風に日々を楽しく過ごしてみようと、ほくほくした気持ちにさせてくれます。 のんびり過ごす時間のお供にぜひ。 《こんな人におすすめ》 ・くすっと笑える読み物が好きな人 ・家族の話に心惹かれる人
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子どもへのまなざし
¥1,870
幼児期の育児の大切さを考える育児の本 子どもにとっての乳幼児期は、人間の基礎をつくるもっとも重要な時期です。人を信じる力や感情の豊かさや貧しさは、十人十色です。 そして、人を信頼できるということが、豊かな人間関係をつくるための基本であり、それがいちばん育つのが乳幼児期だと、児童精神科医の著者は伝えます。 臨床経験をふまえて乳幼児期の育児の大切さを語る、育児に関わる人の必読書です。 (出版社紹介文より) +++ 谷中にある最小複合施設「HAGISO」のディレクションなどを勤める、ピンピンさんにご紹介いただきました。 ピンピンさんはHAGISOのグラフィックデザイン、ギャラリーの企画、自社店舗のディレクションに携わりながら、4歳と8歳のお子様を育てる母でもあります。 コメント: 子どもが生まれて間もない頃、自信喪失ととてつもない不安に襲われていた時、この本に出会い、救われました。 ネットなどで育児にまつわるさまざまな情報が錯乱し、それに翻弄されかけていましたが、この本が心の拠り所となり、子育てがとても楽しくなりました。 子どもを信じるということは簡単なようで難しい。でもいつでもそこに立ち返ればいいのだと、背中を押されました。 子育ての本ではあるけれど、もっと広義に読める本でもあります。 《こんな人におすすめ》 ・子育てに悩んでいる人 ・保育士、学校の先生など子どもにかかわる全ての人
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文にあたる
¥1,760
《本を愛するすべての人へ》 人気校正者が、書物への止まらない想い、言葉との向き合い方、仕事に取り組む意識について——思いのたけを綴った初めての本。 -------------------------------------- 〈本を読む仕事〉という天職に出会って10年と少し。 無類の本読みでもある校正者・牟田都子は、今日も校正ゲラをくり返し読み込み、書店や図書館をぐるぐる巡り、丹念に資料と向き合う。 1冊の本ができあがるまでに大きな役割を担う校正・校閲の仕事とは? 知られざる校正者の本の読み方、つきあい方。 -------------------------------------- 校正者にとっては百冊のうちの一冊でも、読者にとっては人生で唯一の一冊になるかもしれない。誰かにとっては無数の本の中の一冊に過ぎないとしても、べつの誰かにとっては、かけがえのない一冊なのだ。 -------------------------------------- (出版社紹介文より) +++ 荒川区にある出版社で編集者をされているyukoさんにご紹介いただきました。 ▼詳細はこちら https://www.instagram.com/p/C-zPXH0S8XP/?hl=ja&img_index=1 コメント: 人気校正者が日々、仕事に取り組む中での想いを綴った一冊。誠実に仕事に向き合う姿勢に胸を打たれました。書き手が綴った言葉は、校正者の手によって世に出るまでに、こんなにも大切にされているなんて。 読むと、本との向き合い方が変わるかもしれません。 《こんな人におすすめ》 ・編集、構成、ライターなどの仕事に興味がある人 ・仕事への向き合い方を見つめ直したい人
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こんなふうに、暮らしと人を書いてきた
¥1,760
NHK「あさイチ」出演で話題! 取材した台所は300軒! 市井の人々の台所から人生を描く人気シリーズ『東京の台所』著者による、失敗だらけの28年で見えてきた〈書くこと〉にまつわる56篇。 私は書く仕事をしているが、言葉を聞く仕事でもあると思う。 次に取材のコツはと聞かれたら、耳と心で相手の話を聞くこと、と答えてみようか。 ーー本書より (出版社紹介文) +++ ノンフィクションの取材記事や、エッセイなど文章を書くことで生計を立てている、大平一枝さん。 私は書くことに自信がなくて、いつもおそるおそる原稿を出す日々だけど、こんなに有名な大平さんでさえ、穴に入りたくなるような恥ずかしい想いもされてきたのかと知ると、ちょっとだけホッとする。 恥も失敗も肥やしにして逃げずにきたから今があるのでしょう。 学ぶべきポイントが多すぎて、その度に本を閉じて考えこんでしまうほどです。 《こんな人におすすめ》 ・暮らしと仕事に興味がある人 ・物書きを仕事にしている人
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漢詩の手帖 いつかたこぶねになる日
¥1,980
フランス・ニース在住の俳人、小津夜景さんがつづる漢詩のある日々の暮らし。 杜甫や李賀、白居易といった古典はもちろんのこと、新井白石のそばの詩や夏目漱石の菜の花の詩、幸徳秋水の獄中詩といった日本の漢詩人たち、また中国近代の詩人である王国維や徐志摩の作品を清新な翻訳と極上のエッセイでひもとく。 巻末には本書に登場する漢詩人の略歴付。 推薦文: この人、何者? 極上のエッセーで、文体が弾み、とんでもなく博識で、どうやらフランス暮らし。俳句を作る人らしい。一回ごとに漢詩の引用があるが、その漢詩はいつも角を曲がったところに立っている。しなやかな和訳と読解が続く。 世の中は驚きに満ちている、と改めて思った。 ーー池澤夏樹 エッセイと漢詩。 一瞬の情景を保存したふたつの文章が、もとからひとつのものであったかのように縫い合わされていく。 ひとのこころは、時と場所を越えてもなお、こんなにもみずみずしく通じ合う。 ーー伊沢拓司(QuizKnock) 定価:1,980円(税込) 判型:B6判 製本:ハードカバー 頁数:272頁 +++ 今放送中の大河ドラマ「光る君へ」にハマっています。 歴史ものは苦手意識があるけれど、吉高由里子さんと「文学」が好きなのです。のちに紫式部となる吉高さん演じる主人公が、幼いころから漢詩に触れるシーンが何度も出てくるんですね。 パっと言われても何を言っているのだかさっぱり。でもなんだか気になる。そう感じていた矢先に出会った一冊です。 フランス暮らしの著者が描く、漢詩とエッセイ。絶対に読みやすいではないか。 漢詩が少しだけ身近になる気がしました。 《こんな人におすすめ》 ・エッセイが好きな人 ・読みやすい漢詩の指南書を求めていた人 ・漢詩を身近に感じたい人
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急がば踊れ 37歳のバレエ日記
¥1,650
著者にとって初めての自主制作本、ZINEです。 幼いころに通っていたバレエを大人になって改めて習い事にし始めたことを軸に、体のことや仕事のことなど、さまざまな話題を自由に綴っています。 (著者のことば) あとから振り返ってみると、この1年間は心身ともにバレエに支えられていたような気がして、副題を「37歳のバレエ日記」としました。 (中略) かつては、ブログで牧歌的に文章を綴っていたものですが、Twitterが社会に浸透して以降、ネット上の不特定多数が見られる場所で私的な文章を書くことの難しさを、切に感じるようになりました。 ちょうどいい形を探していった結果、ZINEというものにたどり着きました。小部数のZINEならではの表現を楽しんでいただけたら幸いです。 著者プロフイール:柳澤はるか 東京在住の翻訳者、ライター。1985年生まれ、東京大学文学部卒。 20代後半の頃、旅行で偶然訪れたことをきっかけに北欧、とくにフィンランドの文化に興味を抱き、以来、繰り返し現地を訪れるようになる。2017年以降、翻訳、執筆、講演などを通してフィンランド文化を発信している。 訳書に『フィンランドの幸せメソッド SISU(シス)』『マッティは今日も憂鬱』(ガイマン賞2017「センバツ!作品賞」1位受賞)『マッティ、旅に出る。』(いずれも方丈社)、『フィンランドの不思議なことわざ』(草思社)がある。 イラスト:新谷麻佐子 題字・組版:藤原印刷 ページ数:120ページ(約53000字) +++ 初めて本書と出会ったのは、谷中にあるひるねこBOOKSさんでのこと。 バレエにはこれまでほとんど通らずに来てしまった私ですが、「37歳の~」と同世代であることがフックになり、手をとりました。 仕事内容などに違いはあれど、私も1986年生まれで年代も近いことから、内容に共感することが多く、またバレエという未知なる世界を少しだけ知ることができました。 同世代の方はもちろん、日記本に面白みを感じられる幅広い人に読んでいただきたい一冊です。 《こんな人におすすめ》 ・バレエに興味がある人 ・アラフォー世代の人 ・北欧が好きな人 ・人の日記を読むのが好きな人
荒川区を中心に活動している、ちょっとおせっかいな本屋「KAZENONE BOOK」です。
さまざまな場所を転々としながら
間借り本屋をしたり、イベントに出店したりしています。
本・本屋というツールを介して
ときに世間話を楽しんで、おすすめの本を紹介し合って、お困りごとを聞いて助け合って……。
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