書籍紹介『冬の本』
青が映える、なんとも印象的な装丁。
書店の棚やSNSの紹介などで一度は目にしたことがある方も多いのでは。
出版されたのはもう12年以上前の本ですが、今なお色あせることなく読み進めることのできるエッセイ集です。
「冬に読んだ本や、冬になったら思い出す本。冬に出会った本や、冬のような本。冬と一冊の本をめぐる書き下ろしエッセイ集。」(出版社HPより)
東北で生まれ育ったからでしょうか。
私は夏よりも、ずっとずっと冬が好き。特にどこまでも突き抜けるような、冬の青い空が大好き。
見開き1ページで、著名な作家の「冬」を感じるエッセイが84人分つまっています。
84人それぞれが異なる、冬の本のかたち。
しんと心静まる、両手で包み込みながら、一遍一遍大切に読み進めたい一冊です。
執筆者一覧:
青山南、秋葉直哉、淺野卓夫、天野祐吉、安西水丸、いがらしみきお、池内紀、池内了、石川美南、井嶋ナギ、伊藤比呂美、伊藤礼、井上理津子、岩瀬成子、上原隆、宇田智子、内堀弘、大竹昭子、大竹聡、大谷能生、岡尾美代子、岡崎武志、荻原魚雷、角田光代、片岡義男、木内昇、北澤夏音、北沢街子、北村薫、北村知之、久住昌之、小林エリカ、越川道夫、小西康陽、近藤雄生、佐伯一麦、柴田元幸、杉江由次、杉田比呂美、鈴木慶一、鈴木卓爾、鈴木理策、曽我部恵一、高橋靖子、高山なおみ、田口史人、竹熊健太郎、武田花、田尻久子、田中美穂、丹治史彦、友部正人、直枝政広、長崎訓子、名久井直子、能町みね子、橋口幸子、蜂飼耳、服部文祥、浜田真理子、早川義夫、平田俊子、平松洋子、文月悠光、穂村弘、堀込高樹、堀部篤史、ホンマタカシ、前野健太、万城目学、又吉直樹、松浦寿輝、町田康、南博、森山裕之、安田謙一、柳下美恵、山崎ナオコーラ、山下賢二、山田太一、山本善行、吉澤美香、吉田篤弘、吉本由美
出版社:夏葉社
サイズ:四六判変形
ページ数:200ページ
発行年月:2012/12/20