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HERE TODAY
¥2,200
編集者・岡本仁の人気インスタグラムを書籍化! あの伝説のカルチャー誌『relax』の元編集長で、現在『暮らしの手帖』、『&Premium』など多くの連載をもつ、編集者・岡本仁の人気インスタグラムを書籍化! 今日しかない今日を撮りつづけて10年間、約8000枚の写真の中から選んだいま、伝えたいもの。伝えたいことを伝えるために挑んだはじめての写真集。 (出版社紹介文より) 著者:岡本 仁 出版社:芸術新聞社 サイズ:A5判変型 ページ数:160ページ 発行年月:2023/2/2 +++ 敬愛する編集者、岡本仁さんの書籍。 岡本さんは文章、街歩きの視点、写真の切り取り方などあらゆることが好きで尊敬して止まない編集者のお一人です。 そんな岡本さんが初めて、文章ではなく写真をメインに出版されたのが本作。 「テキストをなくしちゃったら何にも成立しないのかなって思ったんです。でも、写真を選んでいく段階でキャプション付いていないほうが面白いなってちょっと思ったんです。何かそういうことをやってみたくなったんです。」(本文より) 切り取られた写真だけ見ても、行きたくなる、食べたくなる、見たくなる、感じたくなる。 切り取る力、編む力ーー。 本当に稀有な編集者さんだなあと思うのです。 《こんな人におすすめ》 ・街あるきが好きな人 ・写真が好きな人
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ロゴスと巻貝
¥1,980
小津夜景とは何者なのかが垣間見える、40篇の読書エッセイ 山本貴光さん(文筆家・ゲーム作家)推薦 細切れに、駆け足で、何度でも、這うように、 本がなくても、わからなくてもーー 読書とはこんなにも自由なのですね、小津さん 小津夜景さんはフランス・ニース在住の俳人です。綴る文章は言葉のつながりが瑞々しく、しなやかな連想に魅力があります。 これまでの著作では谷川俊太郎さんなどから帯の推薦コメントをもらい、書籍が文庫化するなど注目が集まっています。 本書は単なる読書エッセイではなく、これまでの小津さんの人生と、そこから結びつく本の記憶を手繰り寄せ、芳醇な言葉の群で紡ぎ合わせ、過去と現在、本と日常、本の読み方、人との交際などについて綴った一冊になっています。 (出版社紹介文より) 著者:小津夜景 出版社:アノニマ・スタジオ 発行年月:2023/12/28 +++ 自分が好きな本の傾向にどうしても偏りが出てしまうので、好きな作家が自身に影響を与えてくれた本を紹介してくれる本、すなわち「本の本」をよく手に取ります。 自分と好みが合うと思っている人が選ぶ本は、きっと自分の読書体験を広げてくれる一冊になるはずだから。 この本は単なる読書エッセイといったことではなく、著者の考えや過去のこと、日常などあらゆる方面に自由に伸びていきながらも感じ取れるメッセージが深く噛みしめたくなる文章が素晴らしいです。 とても読みやすいので、寝る前の一冊にもおすすめです。 《こんな人におすすめ》 ・自分の選書の幅を広げたい人 ・著者の考えに触れたい人
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家から5分の旅館に泊まる
¥2,090
行き先は何も遠い地に限らない。近所の旅館やビジネスホテルにも、知らない世界が広がっているーー。 執着を解き放ち、自分の輪郭を失くしながら歩く知らない町。人に出会い、話を聞く。言葉に出会い、考える。それでもこの世界をもう少し見てみたいと思う小さな旅の記録。 話題作『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』でデビューし、今「最も注目すべき」書き手であるスズキナオ、初の旅エッセイ集。前向きな言葉、大きな声に疲れているすべての人へ。 今の疲れ果てた自分でも読めるような、むしろ、こんなときだから読みたくなるような本はないものだろうか……書棚をもっとよく探せば見つかったのだろうけど、そのときは体力もなく、まばゆく見える本ばかりが並ぶ書店をよろよろと出ての帰り道、暗くて静かな旅行記を書こう、と心に決めたのだった。大好きな『つげ義春日記』の、あの雰囲気が念頭にあった。(中略) 旅先で出会う何かに心が癒されるとか、元気になるとか、そんな自分勝手なことを期待しているわけではなく、知らない土地を歩くことで、そのあいだだけは、自分自身のことを考えずに済むのかもしれない。 ただ、見ているだけ、聞いているだけ、歩いているだけの存在になれるような気がするのだ。そしてその行き先は何も遠い地に限らない。近所の旅館やビジネスホテルにも、知らない世界が広がっている。(「まえがき」より) 著者:スズキナオ 出版社:太田出版 サイズ:四六判変型 ページ数:340ページ 発行年月:2024/7/23 +++ 自宅にすぐ帰れる距離の町に「泊まる」ほど無駄な出費はない、と思う方は多いかも。 そうでしょうか? その街の朝と夜を知ることで、見えてくることってあるような気がするのです。なんと手軽にできる冒険でしょう。 著者のスズキナオさんが書かれるテーマにはいつも惹かれます。 「深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと」「遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ」など……。 身近なところでできる、選択の違い、視点のずらし方、それによって見えてくる景色。 そんな小さな気づきを見つけて紡ぐ天才だなあといつも思っています。 《こんな人におすすめ》 ・無駄だと思われることに時間をかけるのが好きな人 ・視点を変えて物事を見ることに興味がある人
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ちょっと踊ったりすぐにかけだす
¥1,870
『本の雑誌』8月号にて「2023年度上半期エンターテインメントベスト10」第2位に選出! ウェブメディア「デイリーポータルZ」編集部員・ライターの著者による大人気ウェブ日記を書籍化。書き下ろしを含む2018年から2022年までの日記より、103日分をあつめた傑作選がついに刊行! 母・息子・娘、3人暮らしの愉快で多感な〈日記エッセイ〉 生活の、愛おしい機微。 古賀 及子(こが ちかこ) 1979年東京生まれ、神奈川、埼玉育ち、東京在住。ライター、編集者。 2003年ウェブメディア「デイリーポータルZ」にライターとして参加、2005年同編集部に所属。「納豆を1万回混ぜる」「決めようぜ最高のプログラム言語を綱引きで」「アイドルの話はプロレスの話に翻訳できるか ~文化にも通訳が必要だ~」などを執筆。 2018年10月はてなブログで日記の毎日更新を開始し、2019年からは同人誌としての頒布も行う。日記は現在もnoteに不定期で更新している。 判型:B6判 製本:ソフトカバー 頁数:320頁 ブックデザイン:鈴木千佳子 +++ 荒川区にある総菜屋「kitchenつむぎ」を営む、ゆいさんにご紹介いただきました。 ▼詳細はこちら https://www.instagram.com/p/C9O9FbESYY_/?hl=ja&img_index=1 コメント: ウェブライターの著者と子どもたち、3人暮らしの日記エッセイ。母と息子、娘、親子3人の日々がとても愉快に描かれています。 状況だけ見れば何気ない1日なのに、著者の出来事の捉え方や、子どもたちの心情の読み解き方が抜群に面白く、こんな風に日々を楽しく過ごしてみようと、ほくほくした気持ちにさせてくれます。 のんびり過ごす時間のお供にぜひ。 《こんな人におすすめ》 ・くすっと笑える読み物が好きな人 ・家族の話に心惹かれる人
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漢詩の手帖 いつかたこぶねになる日
¥1,980
フランス・ニース在住の俳人、小津夜景さんがつづる漢詩のある日々の暮らし。 杜甫や李賀、白居易といった古典はもちろんのこと、新井白石のそばの詩や夏目漱石の菜の花の詩、幸徳秋水の獄中詩といった日本の漢詩人たち、また中国近代の詩人である王国維や徐志摩の作品を清新な翻訳と極上のエッセイでひもとく。 巻末には本書に登場する漢詩人の略歴付。 推薦文: この人、何者? 極上のエッセーで、文体が弾み、とんでもなく博識で、どうやらフランス暮らし。俳句を作る人らしい。一回ごとに漢詩の引用があるが、その漢詩はいつも角を曲がったところに立っている。しなやかな和訳と読解が続く。 世の中は驚きに満ちている、と改めて思った。 ーー池澤夏樹 エッセイと漢詩。 一瞬の情景を保存したふたつの文章が、もとからひとつのものであったかのように縫い合わされていく。 ひとのこころは、時と場所を越えてもなお、こんなにもみずみずしく通じ合う。 ーー伊沢拓司(QuizKnock) 定価:1,980円(税込) 判型:B6判 製本:ハードカバー 頁数:272頁 +++ 今放送中の大河ドラマ「光る君へ」にハマっています。 歴史ものは苦手意識があるけれど、吉高由里子さんと「文学」が好きなのです。のちに紫式部となる吉高さん演じる主人公が、幼いころから漢詩に触れるシーンが何度も出てくるんですね。 パっと言われても何を言っているのだかさっぱり。でもなんだか気になる。そう感じていた矢先に出会った一冊です。 フランス暮らしの著者が描く、漢詩とエッセイ。絶対に読みやすいではないか。 漢詩が少しだけ身近になる気がしました。 《こんな人におすすめ》 ・エッセイが好きな人 ・読みやすい漢詩の指南書を求めていた人 ・漢詩を身近に感じたい人
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誕生日の日記
¥2,530
「どんな今日も、誰かの生まれた日」 誰かの誕生日の日付から始まる、15人の日記集。 「誕生日」は自分と関係のない日付でもあるし、どこかソワソワと意識する日でもある。カレンダーに印刷される公的な日付ではないけれど、完全に私的とも言えない日付。そんな狭間にあるものとしてイメージしながら、この本の編集を進めることにしました。 生まれてきたことを祝う気持ちも、疑って悩む気持ちも、ひとしく並んでいる本を目指しています。 また、日記における日付の性質を際立たせるために、ページ数(ノンブル)をつけず、日付を追って読み進めていただく造りになっています。 日記帳の中に紛れ込んだような、涼しげな読書体験を楽しむことができるかもしれません。贈り物にもおすすめです。(編集より) 著者:阿久津隆、いがらしみきお、イリナ・グリゴレ、植本一子、大崎清夏、金川晋吾、古賀及子、柴沼千晴、鈴木一平、pha、三宅唱、三輪亮介、me and you(久保山領、竹中万季、野村由芽) 造本:仲村健太郎、古本実加 発行:株式会社 日記屋 月日 +++ あなたにとって、誕生日はどんな1日ですか? 私はいい年をして、いくつになっても自分の誕生日は特別な1日なのですが、夫と出会い少し考えが変わりました。それは「自分にとっては特別な日かもしれないけれど、誰かにとってはなんてことない1日にすぎない」というもの。 以来、誕生日といえど特別扱いを求めるのではなく、穏やかに、実直に1日を過ごすことができるようになったような気がします。(どこかで寂しい気もしているのだけれど) ではみんなにとってはどうなんだろう。そんなことを考えながら手に取りました。 銀や赤で箔押しされた装丁も、高級感・特別感が感じられます。誰かへのプレゼントにもぴったりです。 《こんな人におすすめ》 ・大切な人にプレゼントしたい本を探している人 ・好きな作家さんがどんな誕生日への考えを持っているか知りたい人
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生=創×稼×暮
¥1,980
[問い] あなたが生きるとき、創ること・稼ぐこと・暮らすことのバランスをどのように保っていますか。19名のつくり手による、上記の問いの回答をまとめたエッセイ集。 著者 ・小説家/大学生 新 胡桃 ・四つ葉のクローバーアーティスト 生澤 愛子 ・薪ストーブ職人(株式会社ファイヤピット代表) 大石 守 ・おおば製パン店主 大場 隆裕 ・農家・百姓/ファームガーデンたそがれ園主 菊地 晃生 ・詩人・国語教室ことぱ舎代表 向坂 くじら ・とおの屋要オーナーシェフ・株式会社nondo代表取締役 佐々木 要太郎 ・諏訪流鷹匠 篠田 朔弥 ・文筆家/博士(哲学) 関野 哲也 ・あんこや ぺ 店主 竹内 由里子 ・文筆家 土門 蘭 ・書店「かみつれ文庫」店主 西岡 郁香 ・花屋みたて店主 西山 美華 ・新渡戸文化学園 VIVISTOP NITOBEクルー 廣野 佑奈 ・古本よみた屋 副店長/文章で遊ぶ人 ブン ・はれやか農園代表 槇 紗加 ・江戸切子職人 三澤 世奈 ・本屋店主/モノ書き/時々大工 モリテツヤ ・空撮写真家/NaohPhoto 山本 直洋 発売日:2024年7月31日(水) 判型:B6縦変形 規格:上製丸背、天アンカット ISBN:9784991352805 +++ これまでありそうでなかった本。ひとり出版社「かくれんぼパブリッシング」の、初めての書籍です。 タイトルからも分かるように、冒頭からこのような問いを投げかけられます。 「あなたが生きるとき、創ること・稼ぐこと・暮らすことのバランスをどのように保っていますか。」と。 その問いに対して、有名無名、何かを成し遂げたか成し遂げていないかに関わらず、多様な方々が自分なりの答えを出していくというスタイルの書籍です。 有名な方の言葉ももちろんいいけれど、どうしても「私はこうはなれないし」「私とは違うしな」と自分事化して考えられないことも。 だからこそ自分に置き換えて考えられそうな職業や年齢の方のお話も多いので、どの方のお話を読んでいても「私だったらどうかな」とじっくり考えを巡らせながら熟読することができます。 ピンと来た方からバラバラに読んでいくのも良さそうです。 《こんな人におすすめ》 ・ゆっくりと立ち止まって生き方を見つめ直したい人
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ナガオカケンメイの眼
¥2,860
「ロングライフデザイン」をテーマに発信する、ナガオカケンメイのメールマガジン全530通から厳選、107話を収めました。 メールマガジンを通じて生まれ整えられたナガオカケンメイのものの見方(眼) ロングライフデザインを活動のテーマとして23年が経ちます。この本はその想いをどうしても、一緒に働くスタッフや起業した仲間、取り扱い商品に関わる取引先、そしてお店に来てくださるお客さまに伝えたくて、2012年10月から書き始めた「ナガオカケンメイのメール」というメールマガジンの中から選りすぐった 約107話でつくったものです。 (略)タイトルは当初、これまでのスタイルを意識した『ナガオカケンメイの想い』でした。中に綴られたものは、まさに「僕の想い」。このまま出版される計画で進んでいたある日、いろんな意味で激動する社会情勢や毎日の生活の中で、SNSなどを通じて大切な生活や自分自身を見失わずに過ごすという現代の感覚で、「メールマガジン」を書いてきたことにあらためて気づきました。 それはおそらく僕だけでは当然なくて、多くの人がメディアの大小に関係なく、「続ける」ことで積み上げていることがある。僕にとって「ナガオカケンメイのメール」はまさにそれであることに気づき、 タイトルを『ナガオカケンメイのメルマガ』と変更する意味で『ナガオカケンメイの眼』としました。(後略) 【著】ナガオカケンメイ(D&DEPARTMENT 創設者/デザイン活動家) すでに世の中に生まれたロングライフデザインから、これからのデザインの在り方を探る活動のベースとして、47の都道府県にデザインの道の駅「D&DEPARTMENT」をつくり、地域と対話し、「らしさ」の整理、提案、運用をおこなっている。2009年より旅行文化誌『d design travel』を刊行。2012年より東京渋谷ヒカリエ8/にて47都道府県の「らしさ」を常設展示する、日本初の地域デザインミュージアム「d47 MUSEUM」を発案、運営。2013年毎日デザイン賞受賞。 本体サイズ :横 120mm 奥行 25mm 高さ 172mm 発売日2023年9月14日/B6判変型/並製/400ページ/平凡社刊 ISBN:978-4-582-62077-1/Cコード:C0095 +++ ・素敵な暮らしをしている人は、必要なモノを今すぐ買わないという「我慢がある」 ・人はそう簡単には変わらない。変わるとしたら自分で気づくことだ ・買い物はある意味の「支援」や「何かを育てる行為」でもあります など、裏帯に書かれた言葉の数々にグサリと胸を刺されました。 さて、D&DEPARTMENTの創設者として知られるナガオカケンメイ氏が考える、その答えとは。 《こんな人におすすめ》 ・暮らし、生き方、日常の中から生まれる気づきや発見について、他者の視点から考えたい人、知りたい人
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いのちをつなぐ海のものがたりー未来に続くいのちの循環ー
¥1,980
幼い頃から当たり前のように漁業に接してきた著者。その家業から一時は逃げ出したが、月日を経て自らを育んできた環境が、当たり前ではないことを知り、人に伝えようという衝動に突き動かされる。 「魚は海におると思うな、山におると思え」という祖父から父へと受け継がれた教え。はじめはわからなかったこの言葉の真意はやがて、山が海を育んでいるという事実を知ることから、山と海といのちは 「すべてつながっている」ことに気付かされることになる……。 著者が食してきた伊勢湾の海の幸を始めとするイラストも多数収録! 【著】矢田 勝美 (やだ かつみ) イラストレーター・著者・アーティスト 三重県鈴鹿市生まれ。 女子美術大学芸術学部デザイン学科グラフィックデザインコース卒業 2010〜2011年 女子美術大学芸術学部ヴィジュアルデザイン科 非常勤講師 著書多数。 『いのちをつなぐ海のものがたり』(ラトルズ刊)は、三重県鈴鹿市制70周年記念「斎藤緑雨文化賞」ドキュメント賞受賞、令和4年度より文部科学省検定済 高校生・国語の教科書『新編現代の国語』(東京書籍 )に掲載。 出版社 : ラトルズ : 初版 (2022/6/13) 発売日 : 2022/6/13 言語 : 日本語 単行本(ソフトカバー) : 112ページ ISBN-10 : 4899775288 ISBN-13 : 978-4899775287 1800円(税別) +++ 柔らかなタッチのイラストや、自然を彩る色使いに一気に惹きこまれた一冊。 私たちが日ごろ口にしている魚一匹、海苔一枚の背景には、どれだけの苦労と人出、そして物語があるのだろうと考えさせられます。 まさに「命」をいただく行為。これから先も当たり前に採り続けられるとは限らない、自然の恵みの大切さを教えてくれます。 家族で環境保護や食の大切さを知るきっかけの一冊としてもご活用ください。 《こんな人におすすめ》 ・海や漁業に興味がある方、自然や食文化に関心のある人 ・お子様と山と海のつながりやいのちの大切さを学びたい人
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好きよ、トウモロコシ。
¥1,650
家族の食卓、上京した朝、あの夏の恋——。 レコーダーを再生するように記憶が溢れ出す。 糸井重里氏、麒麟・川島明氏推薦! 人の心の機微やノスタルジーを繊細に描く文章に定評があり、Webメディアを中心に人気を集めるエッセイスト 中前結花の初エッセイ集です。 書き下ろしを含む14篇を収録。 装画、挿絵はイラストレーターの北村人氏が担当しています。 「どんぐりを拾うみたいに、プールのなかで宝探し遊びをするみたいに、ビービーダンを集めるみたいに。とりとめもないけど、わたしにはきらきら光って見えたもの。そんなものを集めてそっと書いてみようと、この本はそういうわけなのです。」(「はじめに」より) <目次> 「ぼく、賛成です」 赤に光る回鍋肉 わたしのタイプライター 踊るほっぺ ミイラの朝 真夜中はヒーロー プールの底で考え中 ここは下北沢 宇宙のカレ ラジオとスター ホワイトアスパラふたつ ベンッ お住まいはどちら? 好きよ、トウモロコシ。 +++ 初めてnoteで中前さんの文章を読んだとき「ああ、こういう文章を書ける人がいるなら、私は叶わないな」と思いました。そのくらい自分が目指している、柔らかく温かく、人に寄り添い、言葉を届けてくれる人だと思いました。 一つ目のエッセイのテーマは、東京で初めて一人暮らしをされたときに中前さんが選んだ、田端での話。私が今住んでいるエリアです。 そんなご縁もあり、直接会ってお話するような関係になった中前さん。 きっとあなたの心に響く一節に出会えるはずです。 《こんな人におすすめ》 ・良い文章に触れたい人 ・読みやすいエッセイを探している人 ・家族の温かさを感じたい人