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読書会の記録ZINE「のぞくと見える 別の世界」
¥900
誰かの言葉が、世界の見え方を変えることがあります。 このZINEは、荒川区・尾久を拠点に活動する間借り本屋「KAZENONE BOOK」が企画した、 小さな読書会の記録です。 読書会のテーマは「見えていなかったこと、見ようとしていなかったこと」。 遠くにあると思っていた社会のこと、これまで意識してこなかったことに対して、それぞれが感じている違和感や問いを持ち寄り、本をきっかけに対話しました。 まだ小さな輪ですが、参加者一人ひとりが、自分の言葉で課題と向き合い、それを語ってくれた時間を、そのままZINEに閉じ込めました。 企画したKAZENONE BOOKの櫻井は、これまでの38年間、大きな不自由やトラブルに巻き込まれることなく生きてきました。 ある意味それは幸せだったのかもしれません。 でも、法律や社会の仕組みに疑問を持つきっかけがなかったことで、無意識に誰かを傷つけたり、配慮の足りない言葉をかけてしまっていたかもしれません。 たとえば、ジェンダーのこと、障がいのこと、異なる文化や国籍のこと、 戦争や環境、政治や選挙──。 まずは、自分自身が変わらなければいけない。 そう思うようになりました。 自分が知らなかった向こうの世界(=生け垣)を、少し背伸びして覗いてみる。誰かの言葉をきっかけに、自分を少しアップデートしていく。 読者の方にも、そんな一歩になればと願って、読書会という場を越えて、この対話をZINEというかたちにまとめました。 「生け垣はすぐにはなくならないかもしれません。 でも、自分の中に何かについて知る、知ろうとする“引き出し”がひとつ増えるだけで、これからの行動や選択はきっと変わっていくはず。 そして、その引き出しの源として、本はとても力強い存在です。」 ――「はじめに」より 気になるお話や、共感できる言葉があれば、 ぜひZINEの中で紹介されている本も手に取ってみてください。 この小さな記録が、学びを深めるきっかけになれば嬉しく思います。 このZINEが、 あなたの「生け垣の少し先」へと、 そっと覗いてみるきっかけになりますように。 *** <目次> ・はじめに ・「”福祉”という言葉」の生け垣ーー誰かを大切に思うことから、はじまる ・「”関係ない人”だった私」の生け垣ーーフェミニズム、はじめの一歩をくれた本 ・「出産を機に、ゆらぐ私」の生け垣ーー私の心を解きほぐしてくれた本 ・「ちゃんとできる」の生け垣ーー能力にとらわれていないか、自分に問い直すきっかけをくれた本 ・「無意識の排除」という生け垣ーー社会にある”排除”に気づき、そこから目をそらさずにいたいと思わせてくれた本 ・「食卓に並ぶ野菜」の生け垣ーータネから学び直す、これからの暮らし <仕様> 価格(税込):900円 企画・編著:KAZENONE BOOK 櫻井朝子 編集:市井了 装画:れのすか 印刷:レトロ印刷(表紙)、本屋・生活綴方(本文) サイズ:A6文庫サイズ ページ数:48ページ 発行年月:2025/8/1 ※こちらのZINEをお取り扱いいただける書店さんや、お店(飲食店などの施設)を募集しています。ご条件などは下記までお問合せください。 kazenonebook*gmail.com(*を@に変えて送信してください)
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今の自分が最強ラッキー説
¥1,100
書籍紹介『今の自分が最強ラッキー説』 今の自分が、実は最強にラッキーかもしれない。 前田隆弘が綴る、人生の岐路を見つめ直すエッセイ。 【作品紹介】 「今の自分が最強ラッキー説」 ──人から聞いたこの言葉を受け入れてみると、「あれって実はラッキーだったのでは?」という記憶が次々に浮かび上がります。 異世界転生、親ガチャ──「今の自分ではない自分」を求める時代に、著者は問いかけます。何気なく生きているこの人生こそ、実はものすごいラッキーの積み重ねなのではないか、と。 ZINEから商業出版へと羽ばたいた前作『死なれちゃったあとで』に続く第2段ZINE。 自分の岐路を振り返りたくなり、どんな決断をしても後悔したくないと思わせてくれる、人生に悩むすべての人へ贈る一冊です。 価格(税込):1100円 著者:前田隆弘 ページ数:140ページ 発行年月:2025/5/11
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湖まで
¥2,200
書籍紹介『湖まで』 水のほとりで、わたしはわたしになっていく。 大崎清夏が紡ぐ、静謐な連作小説集。 【作品紹介】 歩いていった先に大きな水の塊があることは安心だった──海でも川でも湖でも。 ひとと出会い、土地に触れながら、主人公は自らの世界の扉をひらいていきます。 いまを生き、いまを描く詩人による初めての書き下ろし連作小説集。 とても静かで「凪」という言葉がぴったりの作品です。文字を目で追うだけで、しんと静まり返った景色と音、つんと冷たい感覚が立ち上がる。 五感を感じながら読める、寝る前にひっそりと開きたい一冊。 静けさを求めている方、一人の時間が好きな方に読んでほしいです。 【目次】 湖畔に暮らす 眼鏡のバレリーナのために 次の足を出すところ みなみのかんむり座の発見 二〇二四年十一月三日 【著者】 大崎清夏(おおさき・さやか) 2011年、第一詩集『地面』刊行。『指差すことができない』で第19回中原中也賞受賞。詩集に『暗闇に手をひらく』『踊る自由』『新しい住みか』、その他の著書に『私運転日記』『目をあけてごらん、離陸するから』などがある。協働制作の仕事に、奥能登国際芸術祭「さいはての朗読劇」(22、23年)の脚本・作詞、舞台『未来少年コナン』(24年)の劇中歌歌詞、オペラ『ローエングリン』(24年)の日本語訳修辞、ダンスパフォーマンス『渋谷への手紙 〜LOVE HATE SHOW 〜』(25年)の共同構成・語りなど多数。2025年春、山の暮らしをゆるゆると開始。 価格(税込):2200円 著者:大崎清夏 ページ数:160ページ 発行年月:2025/5/15
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opener
¥1,100
書籍紹介『opener』 LINEのメモに残した4年分の記録。 ありふれた日常に光る、comic keemaの思い出エッセイ。 【作品紹介】 LINEアプリの「トークグループ(1)」をメモ帳がわりに使う著者。そこへ一方的に送り続けた4年分の記録を読み返し、その言葉たちをフックに記憶を蘇らせていきます。 家族や子育てのエピソードが多く、「そこ、とりあげるんだ!」と思わず笑ってしまう瞬間も。 優しく丁寧で読みやすい文章で綴られた、ありふれた日常の中にきらめく原点をきれいに磨き上げたような一冊です。 表紙カバーのトレーシングペーパーは著者がセルフカットしており、一品一品仕上がりが異なります。子育て中の方、エッセイや日記が好きな方へ。 価格(税込):1100円 著者:comic keema ページ数:80ページ 発行年月:2025/1/18
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35歳からの反抗期入門
¥1,210
書籍紹介『35歳からの反抗期入門』 思春期にやり損ねた反抗期を遅ればせながら体験した、3年間。 揺れ動く心の記録。 【作品紹介】 「人と距離を詰めたいけれど、一方的に近づかれるのはこわい」 「好きな人には好かれたいが、他人から女としての査定をされたくない」 「周囲から浮きたくないし、社会の物差しで測られたくもない」 ──遅すぎる反抗期を発症した35歳の時に始めたブログをもとに、文章を修正し加筆しまくった一冊。紙の本だからこそ書けることがあると、個人的な話も追記されています。 同世代なら思わず「うんうん、わかる」と頷いてしまう言葉の数々。 自分を見つめ直したいときに読みたいZINEです。 30代の方、生きづらさを感じている方へ。 【目次】 はじめに べつに自由じゃない リクナビペアーズマイナビティンダー しあわせな村人だったときのこと やさしさもSEXも両方あっていいーー映画『この星は、私の星じゃない』をみて STOP神格化(そして健康に目を向ける) この世のすべての人のためには泣けない 東京の価値観 善き行動の一部始終 俺の値段は俺が決める トイレその後に(男性ver.) 産まれたらもう無力ではないーー映画『ハッピーアワー』をみて 花束には根がない 遅れてきたレイジアゲインスト花 いまさらですけど花束雑感ーー映画『花束みたいな恋をした』をみて 夢のよう、っていうか実際夢だった 愛に気がつくためのケアをーー映画『すばらしき世界』をみて 派遣とフリーランス兼業の現状と悩み 打算のない関係だけが美しいのかーー映画『愛について語るときにイケダの語ること』をみて 雑な言葉に抵抗したい STOP神格化2022(というかBreak the ファンタジー) 価格(税込):1210円 著者:碇 雪恵 ページ数:126ページ 発行年月:2022/11/26
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本をつくるということについて話そう?
¥1,210
書籍紹介『本をつくるということについて話そう?』 版元立ち上げからの1年を振り返りながら、「本をつくる」とは何かを語り合う鼎談ZINE。 部数やお金のこと、書店営業の悩みまで――本づくりの裏側を、正直に、軽やかに。 【作品紹介】 “本をつくる”って、思っていたよりずっとリアルで、人間くさい。 このZINEは出版レーベル「ひとりごと出版」立ち上げからの1年を振り返りながら、3人のメンバーが“本をつくるということ”について語り合った鼎談ZINE。 本を「形にする」だけでなく、「届ける」「広げる」までを含めた“出版”という営みを、手探りで進めるリアルが詰まっています。 「本とZINEのちがいってなんだろう」「初版は何部つくる?」「書店営業ってどうしてる?」―― そんな現場の会話がそのまま載っているような、正直で飾らない言葉たち。 喫茶店の隣のテーブルで話している声に聴き耳を立てているような、そんな距離感が心地よい一冊です。 憧れや理想だけではなく、覚悟、迷い、そして小さな手応えも含めて、“版元になる”ということのリアルを余すところなく伝えています。 価格(税込):1210円 著者:著: ひとりごと(加藤大雅、星野文月、神岡真拓) ページ数:130ページ 発行年月:2025/5/11
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たやさない つづけつづけるためのマガジン Vol.03
¥1,100
書籍紹介『たやさない つづけつづけるためのマガジン Vol.03』 創作を「つづけつづける」ために何ができるか。 三線弾き、出版社、園芸家など、職業も生き方も異なる人々が、自身の“ものづくりを続ける理由”を綴ったエッセイ集です。 【作品紹介】 続けることは、はじめることより、ずっとむずかしい。 KAZENONE BOOKのような活動を続けていて、改めて日々思い知らされているところです。 そんな切実な課題に「私も同じだよ」と優しく寄り添ってくれるような気がします。 「たやさない」は人気シリーズで、3号目となる本作では、書き手の背景は違っても、どこかに共通する「続けることの裏側」が見えてきます。 そこにあるのは、人知れない努力や迷い、そして静かな決意。 ページをめくるたびに、自分の中の小さな火がまた灯るような感覚があります。 創作活動の意欲の火をたやさないために。 この本はどんな形であれ、表現をつづけるすべての人に寄り添ってくれる一冊です。 価格(税込):1100円 発行者:hoka books 編集:嶋田翔伍(烽火書房) ページ数:80ページ 発行年月:2023/7/1
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あのひとの居場所 創刊号
¥900
書籍紹介『あのひとの居場所 創刊号』 社会の枠からこぼれる小さな声を拾いあげ、“居場所”をテーマに紡ぐZINEの創刊号。 インタビューや対談、エッセイを通して、自分らしくいられる場所を探す旅に寄り添います。 ※こちらのZINEは2025年8月にKAZENONE BOOK主催で行われた「小さな声、小さな本」展の出品作品です。 【作品紹介】 「ここが自分の居場所だ」と言える場所は、ありますか? 社会の大きな流れのなかで、いつのまにか見えなくなってしまう小さな違和感。 そんな声をすくいあげながら、「居場所」について考えるワンテーママガジンの創刊号です。 書店主へのインタビュー、文筆家・青山ゆみこさんとの対談、エッセイなど、多角的な視点から“居場所”を見つめます。 表紙にある「居場所」という言葉に、ふと足を止めたくなる。 ここが自分の居場所だと心から思える場所はあるのだろうか―― なければ、少しずつでいいから見つけていきたい。 そんな問いを静かに投げかけてくれる一冊です。 価格(税込):900円 著者:日々の声・永見薫 ページ数:16ページ 発行年月:2023/11/11
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なんもないと思っていた街 気付けばよりみち明大前
¥1,320
書籍紹介『なんもないと思っていた街 気付けばよりみち明大前』 「明大前って地味」――そう思っていたふるさとの街を、人との出会いや思い出を通して見つめ直す。いつのまにか愛着がわいて、よりみちしたくなるノンフィクション。 ※こちらのZINEは2025年8月にKAZENONE BOOK主催で行われた「小さな声、小さな本」展の出品作品です。 【作品紹介】 「立地のわりに地味で、見どころなんてない」と思っていた明大前。 でも、この街で過ごす人々の声に耳を澄ませ、思い出の風景をたどっていくうちに、なんでもない日常のなかに大切な場所が見えてきます。 本を愛する人が営む書店、よく通ったお気に入りのお店、そして明大前での小さくかけがえのないエピソード。地元に住む人も、かつて関わりがあった人も。ページをめくれば「分かる!」と頷き、懐かしさに包まれるはず。 地元をもう一度見つめ直したい方、暮らす街を好きになりたい方に届いてほしい一冊です。 価格(税込):1320円 著者:とりのささみこ ページ数:106ページ 発行年月:2025/7/26(2版)
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でこぼこ道を歩いてみたら~発達凹凸息子と歩んだ3年間~
¥660
書籍紹介『でこぼこ道を歩いてみたら~発達凹凸息子と歩んだ3年間~』 『どうか、「発達の特性」がある子たちを取り巻く世界が、もっと優しいものでありますように。』(あとがきより) ※こちらのZINEは2025年8月にKAZENONE BOOK主催で行われた「小さな声、小さな本」展の出品作品です。 【作品紹介】 このZINEは、まるのすけさんと、発達に凹凸のある小さな息子さんとの3年間を綴った記録です。 年少のころ、息子さんが突然、日常のなかで強いこだわりを見せるようになったり、癇癪を繰り返したりする姿に戸惑い、疲れ果ててしまう日々。心理士さんのサポートを得て少しずつ状況が変化し、発達検査や診断を受けた日のこと、仕事をセーブしながら通った療育の日々、小学校への通学……。ひとつひとつのエピソードが丁寧に描かれています。 同じように悩みを抱えるお母さん・お父さんの手に届けばと願う一方で、まだ理解が十分ではない方々にも、現状を知ってもらいたい。 この一冊が「知るきっかけ」となり、理解ある大人が少しずつ増えていくことで、誰もが心穏やかに過ごせる環境が広がっていく。そうなれば本当に嬉しいです。 (余談) 表紙のデザインは息子さんの描いた絵を切り貼りし、印刷は自宅のコピー機で。綴じはなんと自身の手縫い(!)など、手作り感のある一冊です。ZINEを作ること自体にハードルの高さを感じてしまう人が多いけれど、まずは一歩、形にすることの素晴らしさを感じさせてくれるZINEでした。 価格(税込):660円 著者:まるのすけ ページ数:38ページ 発行年月:2025/7/24
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未知を放つ
¥1,500
書籍紹介『未知を放つ』 生きづらさを感じる人、既成の「正しさ」に疲れた人へ コンプレックスを“実験”に変えるノンフィクション・エッセイ 【作品紹介】 「普通に合わせようとしても、心身がついてこない」——しいねはるかさんがコンプレックスや生きづらさを抱えつつも、未知に自分を放ってみた記録が、軽やかに綴られたノンフィクションエッセイです。 生きづらさに息が詰まりそうなとき、正しさに疲れたとき、ふっとページを開いてほしい。肩の力を抜いて読める一冊が、あなたの「NO」の先に小さな道を見せてくれるはずです。 【目次】 1.婚活 棚ぼたとコンプレックス 2.家族 固定観念から自由になる介護 3.終活 イエーイをうつした遺影 4.分断 葛藤と脇汗の先に見えた景色 5.生活 いびつで文化的な最高の生活 【著者】 しいねはるか 一九八一年生まれ。心身の不調和をキッカケに、二〇〇七年より整体をベースにした仕事を開始。身体と頭とハートを使ってここちよい心身を育てたい方のお手伝いをしています。バンドGORO GOLOやソロ名義での音楽活動を行う傍ら、一人一人の物語を紡いだZINE「tonarinogofuzine」の刊行を継続中。一人一人がそれぞれのまま、楽しく無理なく力を合わせられるような世界に住みたいと思っている。 価格(税込):1,500円 著者:しいねはるか 発行:地下BOOKS ページ数:215ページ 発行年月:2021年6月下旬
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海のまちに暮らす(増補新版)
¥2,200
書籍紹介『海のまちに暮らす(増補新版)』 海の匂いと土の手ざわり。 真鶴の港町で暮らし、畑を耕し、図書館で働いた日々の記録。 海辺の生活をやさしく綴った、のもとしゅうへい初のエッセイ集。 ※5冊限定、サインつきです。なくなり次第終了なので、ご購入はお早めに! 【作品紹介】 コロナ禍の2022年、著者は大学を休学し、東京を離れて真鶴の町へ移り住みました。図書館でのアルバイトや畑仕事をしながら過ごした、海のまちでのささやかな日々。波の音や土の感触、地域での出会いが、あたたかみのある語り口で描かれています。 増補新版となる第2版では、新たに3編のエッセイを収録。真鶴から鎌倉へと拠点を移した現在の暮らしが加わり、読み手は今の著者と一緒に「その場に暮らすこと」のリアルを追体験できます。さらに装丁や表紙の素材、インクの色合いにも変化があり、つくり手の手仕事が感じられる一冊です。 それぞれのエッセイに添えられた描き下ろしの4コマ漫画や挿絵も、暮らしの息づかいを感じさせてくれます。増刷のたびに「今の生活」が継ぎ足されていくという、ちょっとユニークな「秘伝のタレ形式」の一冊。 港町での生活に憧れる人、住む場所に根ざして暮らしていきたい人に、ぜひおすすめしたいです。 【著者】 のもとしゅうへい 一九九九年高知県生まれ。二〇二〇年より企画・執筆・編集・装幀までのすべてを個人で手がけるセルフパブリッシングの活動を続ける。二〇二四年、芸術総合誌『ユリイカ』による現代詩の年間新人賞「ユリイカの新人」に選出される。著書に、小説『いっせいになにかがはじまる予感だけがする』。文筆のほか、イラストレーション、漫画、グラフィックデザインなどの制作を行う。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程在籍。 価格(税込):2,200円 著者:のもとしゅうへい 発行:真鶴出版 ページ数:140ページ 発行年月:2025年7月15日
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ほんとうは、どうしたい?ーほかの誰でもない、この人間を生ききることー
¥1,540
書籍紹介『ほんとうは、どうしたい?ーほかの誰でもない、この人間を生ききることー』 「自分を愛する」って、少しずつ見つかるもの。 往復書簡とエッセイで綴る、自分を問い直すやさしい実験書。 【作品紹介】 面識のない二人の文筆家が手紙を交わし、互いに影響を与え合いながら書き綴った一冊。 愛、仕事、表現、生きること――根の深い問いをやわらかく掘り下げる往復書簡と短篇が並びます。読みながら「ほんとうは、どうしたい?」と自分に何度も尋ねたくなる本です。 自分をもっと好きになりたい人へ。やさしい伴走の一冊です。 【目次】 1.第一便 きっかけ 2.第二便 表現 3.第三便 恋愛 4.第四便 仕事 5.ちいさなかくめいのはなし(二人によるエッセイ・物語 各8編) 6.第五便 変化 【著者】 佐々木ののか 文筆家・狩猟者。北海道の山の麓で、馬一頭、猫二匹、人間の子ひとりと暮らしながら文章を書いています。著書に『愛と家族を探して』『自分を愛するということ(あるいは幸福について)』(ともに亜紀書房)。 しいねはるか ZINEをつくること、音楽活動、ライフワークがつながり合い、地下BOOKSより『未知を放つ』を上梓。東京での暮らしを経て、現在は人里離れた集落で小屋暮らし。風通しのよいからだ、こころ、里山に手間を かけ育てていく仕事&生活の実践中。 価格(税込):1,540円 著者:佐々木ののか しいねはるか 発行:地下BOOKS ページ数:180ページ 発行年月:2025/5/1
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私が旅する絵本屋になるまで
¥990
SOLD OUT
書籍紹介『私が旅する絵本屋になるまで』 普通の主婦だった私が、ブックカーで旅する絵本屋「3po」になるまでの、等身大の記録。 ※こちらのZINEは2025年8月にKAZENONE BOOK主催で行われた「小さな声、小さな本」展の出品作品です。 【作品紹介】 「旅する絵本屋3po」の屋号を掲げ、黄色いミニバンを走らせ、移動本屋をはじめた著者・はらだまゆみさん。 普通の主婦としての日常から、キッチンカーならぬ“ブックカー”で絵本を運ぶ移動絵本屋になった――その経緯を、迷いと小さな発見とともに丁寧に書き留めた「はじめの一歩」の物語です。 かつては主語がいつも「子ども」や「夫」ばかりで、「私はどうしたい?」に答えられなかったというまゆみさん。それでも問いを重ね、少しずつ自分の選択と居場所をつくっていく過程は、同じような不安を抱える人にとってそっと背中を押してくれるはず。 派手さはないけれど、動き続けることの暖かさと強さが伝わる一冊。読むと「私も何にだってなれるかも」と思える、やさしい励ましの本です。 価格(税込):990円 著者:旅する絵本屋3po ページ数:30ページ 発行年月:2025/8/1
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おいしい、さみしい、そばにいて。
¥1,200
書籍紹介『おいしい、さみしい、そばにいて。』 食べることは、生きること。 本屋店主が綴る、ごはんと思い出のエッセイ。 ※こちらのZINEは2025年8月にKAZENONE BOOK主催で行われた「小さな声、小さな本」展の出品作品です。 【作品紹介】 群馬・高崎の小さな本屋「本屋ブーケ」の店主・まつさかゆうさんによる、食にまつわる記憶を丁寧に綴ったエッセイ集。 ここで語られるのは「何を食べたか」よりも、いつ、どこで、誰と、どんな気持ちで食べたかという場の記憶。きっと優しいお人柄であろう、まつさかさんのじんわりとしたやさしさが言葉の隅々に宿ります。 読みながら、私も先日夫と喧嘩しながら食べた洋食屋のことを思い出しました。喧嘩しながら食べたごはんはちっとも味がしなかった。きっとそういうこと。 食べることは生きること。読むうちに、自分の食卓や、隣にいる人の顔がふいに浮かぶでしょう。さみしい日も、かなしい日も、お腹は鳴る。その音にそっと寄り添ってくれる、温かくて切ないエッセイ集です。 【目次】 朝ごぱん ミスターの香り ごあいさつ ごちそうさまです 切りもちとがんこもの ゆうぐれチョコチップ どんぶりの間 茶わんもない 輪になって生きろ おどるあんまん 価格(税込):1,200円 著者:まつさかゆう 発行:はなやぎ出版(本屋ブーケ出版部) ページ数:86ページ 発行年月:2025/6/28
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笑い方を教えてください
¥600
SOLD OUT
書籍紹介『笑い方を教えてください』 何気ない一言が私を変えた――言葉の備忘録。 ※こちらのZINEは2025年8月にKAZENONE BOOK主催で行われた「小さな声、小さな本」展の出品作品です。 【作品紹介】 誰かのひと言がふいに胸に刺さったこと、ありませんか? これは、著者・山田ナミオさんが自分に向けて書いた小さな手紙のような本です。幼いころから今まで、「この言葉があったから自分が変わった」と思うひとつずつを拾い上げ、そこにまつわる出来事を素直に綴っています。 言葉にドキッとさせられる瞬間、ハッとして考えさせられる場面、ついニヤッとするユーモア——そのどれもが自然に混ざり合い、読む人の胸に小さな灯をともします。 プロローグもあとがきも味わってほしい、とナミオさんが書くように、短い章ごとに立ち止まりたくなる本です。誰かの言葉がふと効いたあの日のことを、あなたもきっと振り返りたくなるはず。 価格(税込):600円 発行人:山田ナミオ ページ数:40ページ 発行年月:2025/8/1
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弟についての覚え書き
¥750
書籍紹介『弟についての覚え書き』 突然いなくなった弟と、その不在を優しく綴った超個人的エッセイ。 ※こちらのZINEは2025年8月にKAZENONE BOOK主催で行われた「小さな声、小さな本」展の出品作品です。 【作品紹介】 これは突然いなくなった弟・えーすけくんと、その不在をめぐる覚え書き。 著者である姉・カンダタマキさんは、ある小さな本屋で出会った本『死なれちゃったあとで(前田隆弘著)』に触発されながら、軽やかに弟のことを残そうとします。ページをめくると、悲しみが静かに広がる一方で、カンダさん一家の明るさや日常の小さな愛情が自然に差し込んできます。 えーすけくんへ向けた姉の言葉は、彼が残した絵のこと、そして生きた痕跡をそっと知る手がかりにもなるでしょう。 どうしようもない現実と向き合っている人、誰かを亡くした経験がある人、絵に心を動かされる人にそっと寄り添ってくれます。悲しみを抱えたままでも、温かさや笑いが戻ってくる瞬間があるのだと、小さな希望を心に宿してくれる一冊です。 価格(税込):750円 発行人:カンダタマキ ページ数:61ページ 発行年月:2025/5/30
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暗くないエッセイが読みたい
¥1,000
暗くない、笑える日々がここに。 笑いと軽やかな観察で綴る、伊古井みきの38篇。 ※こちらのZINEは2025年8月にKAZENONE BOOK主催で行われた「小さな声、小さな本」展の出品作品です。 【作品紹介】 「人生いろいろあるけれど、楽しかったこと、面白かったことを書き留めて、反芻して生きていきたい」——(「はじめに」より)。 著者の伊古井みきさんはこのモットーのもと、モロッコや盛岡、鯖江の旅の断片、趣味の編み物やヨガの時間、そして大厄の折に訪れた厄除けの話などを、38の短いエッセイにまとめました。 感情を吐露するのではなく、「なんでもない日々をどう面白く伝えるか」を試みた本作は、軽やかでユーモアのある語り口が魅力です。肩の力を抜いて読めて、読後には自分の身の回りの小さな面白さに気づきたくなる。笑いたい夜の枕元読みや、ちょっとした贈り物にもおすすめの一冊です。 【もくじ】 地味な修学旅行/四国と月の満ち欠け/正月のコーヒーブレイク/サンマまで歩こうか/着ぐるみの中の人だった/サンタさんに告ぐ/編み物語り/同じ内容の手紙が二通届いた/群馬のレンタサイクル/一生涯保証を誓いますか?/ぐらぐら新生活/めがねを作りに鯖江まで/風化させない/からし色のスカートと関西の日々/屋上をもてあます/コンタクトの度数を下げてみた/梅しごと三年生/ブルドッグのお姉さん/日乃屋カレーは七分盛/ファイナルプライス/パリのシーリングスタンプ/レスキュー花束/きのこランプの喫茶店/ブラジリアンな体験/飽き性の日記(夏)/私は飽き性/ヨガ百時間/品川/はぐちさんが大好き/好きな古本屋/小春日和/靴下の穴/観葉植物とウォーターサーバー/さよならドクターイエロー/大厄に気をつけて/春待ちヒヤシンス/日帰り盛岡旅行/こぼれ落ちて (以上に加えて はじめに・おわりに・解説 も収録) 価格(税込):1,000円 発行人:伊古井みき 文庫判/112ページ 発行年月:2025/5/11
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白と青とストーブ
¥900
雪と花と湿原。 尾瀬の色を写真と日記で綴った、小熊 嶺の静かな一冊。 ※こちらのZINEは2025年8月にKAZENONE BOOK主催で行われた「小さな声、小さな本」展の出品作品です。 【作品紹介】 尾瀬の風景は、色で語りかけてくる。 著者の小熊 嶺は雪の残る早春、花が咲き乱れる盛り、そして青々と広がる湿原の三つの季節を歩き、そのときどきの景色と思ったことを写真と日記に残しました。写真は光と色の微妙な差を写し取り、日記はその瞬間の匂いや会話をそっと閉じこめます。 山小屋で交わす何気ない言葉や、友と笑い合うささやかな瞬間もページの隅に息づく本書は、登山好き・写真好きにとっての小さな宝箱です。尾瀬の色を家にもって帰りたい人に手渡したい一冊。 【もくじ】 ―白と青とストーブ 尾瀬ヶ原 ―空に登るお花畑 至仏山 ―夏休みと金光花 尾瀬ヶ原 価格(税込):900円 発行人:小熊 嶺 発行年月:2024/12/1
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雲と雷鳥と氷菓
¥1,000
SOLD OUT
春の北八ヶ岳、夏の裏銀座、秋の霧ヶ峰 ――季節ごとの山歩きとごはんを写真と日記で綴った一冊。 ※こちらのZINEは2025年8月にKAZENONE BOOK主催で行われた「小さな声、小さな本」展の出品作品です。 【作品紹介】 春、夏、秋――それぞれの季節が山の表情を変え、歩く人の心も少しずつ変わる。著者は北八ヶ岳の春、裏銀座の夏、霧ヶ峰の秋を歩き、そのなかで起きた出来事や食べたものを、写真と共に綴ります。 これからの人生で「山小屋に泊まる」ということが、自分の未来には起こりそうもないけれど、このZINEからは「景色の美しさ、登山の辛さ・楽しさ」がどういうものか、そっと教えてもらえたような気がします。 写真は風景の息づかいを伝え、ごはんの記録は疲れをうるおす日常のように優しい。登山が好きな人、写真が好きな人、そして山のごはん(とその余韻)が好きなすべての人に手渡したい、小さな読み物です。 【もくじ】 ―春の森とチーズケーキ 北八ヶ岳 ―雲と雷鳥と氷菓 三俣蓮華岳 ―すすきと朝ごはん 価格(税込):1,000円 発行人:小熊 嶺 発行年月:2024/12/1
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偏愛
¥1,000
書籍紹介『偏愛』 偏愛だけで紡いだ、日常のささやかな幸せに気づくエッセイZINE。 ※こちらのZINEは2025年8月にKAZENONE BOOK主催で行われた「小さな声、小さな本」展の出品作品です。 【作品紹介】 「偏愛」とは、世界をちょっとだけ濃くする魔法のようなもの。 著者・かわにしあみは、自分の中にある大きな愛情を、目の前にある小さなことへと注ぎます。突然目覚めたみょうがのおいしさ、旅先のスーパーで見つけた日常品、コンビニの白たい焼き、ひとりの夜に食べる冷凍餃子——。どれも特別ではないけれど、確かに世界を明るくする瞬間です。 読むたびに自分の“好き”を思い出すようなZINE。 にやりと笑い、じんわり温かくなる文章で綴られたエッセイZINE。贈り物にも、自分用の小さな備忘録にもおすすめです。 【もくじ】 はじめに 一章 愛おしき食べもの 二章 多趣味が過ぎる 三章 穏やかに、あるいは熱狂的にいられる場所 四章 愛くるしいものたち 価格(税込):1,000円 発行人:かわにしあみ 文庫判/104ページ 発行年月:2025/1/8 【著者プロフィール】 1997年生まれ。北海道出身、岐阜県在住。オンライン書店「たかなみ書店」の開業を目指しながら、ZINEの制作をおこなう。2024年9月、旅行エッセイZINE『どういうわけかドタバタ旅』を刊行。各地イベント、書店、BOOTHにて販売中。
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どういうわけかドタバタ旅
¥1,000
書籍紹介『どういうわけかドタバタ旅』 慣れているはずの旅で、どういうわけかいつもドタバタ。 かわにしあみの旅エッセイZINE。 ※こちらのZINEは2025年8月にKAZENONE BOOK主催で行われた「小さな声、小さな本」展の出品作品です。 【作品紹介】 どうしてか、旅はいつも少しだけ予定から外れてしまう。 修学旅行を「やりなおす」京都・大阪、リュックごと盗まれたスペインの新婚旅行、四度訪れた松本。ひとりで、友だちと、夫と──著者は何度も繰り返す旅の中で出会った、思いがけない出来事たちを愛おしく語ります。 軽やかに刻まれる文体は、クスっと笑える魅力があり、読後にそっと地図を開かせる力があります。ピンクとグリーンが際立つ可愛い装丁で、バッグに入れて持ち歩きたくなるZINE。旅好き、エッセイ好きな方へ贈る小さな一冊です。 【もくじ】 ―はじめに ―修学旅行をやりなおす ―伊勢・志摩を駆ける ―松本をあるく ―ふたたび松本をあるく ―またもや松本をあるく ―スペイン・ドタバタ・ハネムーン ―長野、またしても松本 ―いきあたりばったり神戸 ―さいごに 価格(税込):1,000円 発行人:かわにしあみ ページ数:150ページ 発行年月:2024/9/4 【著者プロフィール】 1997年生まれ。北海道出身、岐阜県在住。オンライン書店「たかなみ書店」の開業を目指しながら、ZINEの制作をおこなう。2024年9月、旅行エッセイZINE『どういうわけかドタバタ旅』を刊行。各地イベント、書店、BOOTHにて販売中。
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店主初制作ZINE「夜明け前、一番星を見つけて」
¥1,100
書籍紹介『夜明け前、一番星を見つけて』 KAZENONE BOOK店主による、自身初制作のZINE。 間借り本屋の活動をスタートさせた活動の記録。そこに至るまでの苦悩や背景、そして「ちょっとおせっかいな間借り本屋」という一番星を見つけるまでと、これからのこと。 「かつて、何者でもなかったあの頃の自分」に届くように書きました。 とても個人的で、ユニークで再現性に欠けているこの話は、私にしか通用しないことばかりかもしれません。 それでもそんな記録を読んでいただくなかで、同じように悩み、一番星を見つけたいと思っている誰かの心に小さな炎を灯すことができたら。 そんなことを考えながら1冊の本にしました。 印刷は、横浜・妙蓮寺にある「本屋・生活綴方」にご協力をいただき、リソグラフ印刷で、すべて手作業で印刷・製本を行いました。 表紙の紙選びから、デザイン、印刷、丁合、ホチキス留め、裁断……。 すべて自分で作業をすることで、本が作られる過程を知ることができたのもとても良い経験です。 また装画は、イラストレーターの竹本侑樹さんに制作いただきました。裏表紙には自身の似顔絵も。竹本さんとの出会いや、依頼に至る背景は、ZINE内のコラムにて紹介しています。 まさに手作り制作のZINE。 良かったらお手に取ってご覧ください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー <目次> ・はじめに ・本に携わる、何かがしたい ・立ち上げまでに必要だった、パズルのピース ・コラム① 「KAZENONE BOOK」屋号の由来 ・「得意」と「好き」を掛け合わせて、閃いたこと ・場づくりは、メディアづくりに似ている ・HAGISOとの出会い ・「はじめられる人は、強い」夫の言葉に背中を押されて ・コラム② 表紙・装画のこと ・尾久は、私が私らしくいられる町 ・これからのこと ・あとがき 1,100円(税込) 48ページ 編集 安次富陽子 装画 竹本侑樹 デザイン協力 谷さや 印刷協力 本屋・生活綴方 ※第2版について ・表紙と本文の色が、写真のものと若干異なります。 ・印刷は蔵前にあるRISO ART STUDIO「onten」さんにご協力をいただきました。
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ともたち
¥2,200
書籍紹介『ともたち』 KAZENONE BOOK店主の櫻井家では、旅先を選ぶ基準は、主に4つあります。 1つ目は、面白そうな本屋があること。 2つ目は、面白そうな酒場や酒蔵(ブリュワリー)があること。 3つ目は、3歳になる子どもが楽しめそうな場所があること。 そして、もうひとつ大切にしているのが 「面白そうな人たちがいること」。 幼い子どもがいると、思い通りにいかないことも多いけれど、この4つの円が重なる場所を、できるだけ選ぶようにしています。 ちょっと背伸びしてラグジュアリーな宿に泊まるのも好きだし、ただ温泉に浸かるだけの旅も、もちろん良い時間。 でも、不思議と何年経っても話題にのぼる旅というのは、その土地で出会った“人”との関わりがあるかないか……。 そこが、大きく左右している気がします。 そんな我が家が、今、訪ねてみたいと思っている場所が、広島・鞆の浦(とも の うら)です。 今回ご紹介するマガジン『ともたち』は、鞆の浦で「暮らし観光」を提唱し、街に根ざしてその魅力を発信している長田涼さん・果穂さん夫妻が発行人。 クラウドファンディングで358名・300万円を超えるご支援をいただき、制作に至った自費出版本です。 著者のひとりである涼さんとは、実はご近所づきあいからのご縁。 独身時代、夫が運営していたタバタバーの近くに住んでいたことがきっかけで、立ち上げ当初のお客さんも少ない時期に、「コミュニティ酒場」というスタイルを面白がって、何人ものご友人を連れてきてくれたのがとても心強かったのを覚えています。 その後、強力なパートナーである果穂さんと出会い、東京を離れて移住を考えていたときに見つけたのが、鞆の浦だったそう。 移住から3年。 知り合いも親戚もいない「よそもの」として根を下ろしながら、街の人をしなやかに巻き込み、鞆の浦と外をつなぐ活動に尽力しているお二人。 鞆の浦の美しい港やノスタルジックな街並みにも惹かれているけれど、それ以上に『ともたち』を通して出会える、街の人との対談がとても魅力的な一冊です。 読んでいると、「あ、この人の話、もっと聞いてみたい!」と、まるで自分にも知り合いができたような気持ちになります。 鞆の浦に興味を持ってほしい、というよりも……。 自分たちの街を心から愛し、その魅力を伝えようとするお二人の姿勢に、何か感じてもらえたら嬉しいです。 きっと、街づくりや地域との関わりに興味がある方には、たくさんのヒントが詰まっているはず。 読み終えたあと、きっと思うはずです。 「次の旅先、決まったな」と。 価格(税込):2,200円 発行人:長田涼、長田果穂 ページ数:96ページ 発行年月:2025/5/27
荒川区を中心に活動している、ちょっとおせっかいな本屋「KAZENONE BOOK」です。
さまざまな場所を転々としながら
間借り本屋をしたり、イベントに出店したりしています。
本・本屋というツールを介して
ときに世間話を楽しんで、おすすめの本を紹介し合って、お困りごとを聞いて助け合って……。
そんな街の本屋を目指しています。