-
本の読める場所を求めて
¥1,980
書籍紹介『本の読める場所を求めて』 先日リリースされたiPhoneアプリ「Reads」が本好きの間で話題になっています。 (KAZENONE BOOK店主はAndroidユーザーなのでまだ使えていないのですが…) 仕様はいたって簡単。シンプルに「本の話だけ」をするためのSNSです。 読了や感想にとらわれることなく、読書をもっと自由に、もっと自分らしく楽しむための機能を提供しているのだそう。 このアプリを企画したのが、今回紹介したい本の著者でもある「fuzkue」店主の阿久津隆さん。 ただひたすらに、心ゆくまで本を読める場「fuzkue」を運営されている阿久津さん。 私も以前初台にある店舗に行きましたが、これほどまでに読書に特化された場所は後にも先にも見たことがありません。計算しつくされた店内のサービス設計に感銘を受けた記憶があります。 この本ではなぜfuzkueをはじめるに至ったのかや、お店を確立するまでの試行錯誤の様子、店だけでない「読書の居場所」をつくることへのアイデアなどが綴られています。(きっとそのアイデアの一つ、阿久津さんの構想の中にあって形となったのが、冒頭のアプリでもあるのかなと推察します) 書籍が出たのは2020年と少し前のことになりますが、ただひたすらに「本が好き」で、「本が“ちゃんと”読める場所をつくりたい」と考えて活動されている著者には頭が下がります。 そしてこんなにも本のこと、本を読める場所について考えてくれている人がいることへの安心感も。 場を持つことに興味がある人にとっても参考になる数字なども出ていますよ。 とにかく本好きのすべての人に読んでほしい! 著者:阿久津 隆 出版社:朝日出版社 サイズ:四六判 ページ数:288ページ 発行年月:2020/7/16
-
いろいろな本屋のかたち
¥1,650
\当店店主も、寄稿させていただきました/ 大阪の北加賀谷に拠点を構える「本のすみか」さんが主体となって制作された本「いろいろな本屋のかたち」に、KAZENONE BOOK店主の櫻井も参加させていただきました。 この本は実店舗を持たずに、さまざまな形で本屋を運営する全国の書店主たちの体験談をまとめたもの。元々本のすみかの晴奈さんも実店舗をもたずに運営していたずっと前、立ち上げ時に参考になる書籍がなくて苦労されたのだそう。 今はさまざまな形で、自分らしく本屋を開く人が増えています。そんな方々のお役に立ちたいと、一冊の本を制作されました。 微力ながら私も寄稿させていただき、間借り本屋を始めるに至った経緯や、苦労などを綴っています。 これからこうした自由な本屋のかたちを模索したい方にぜひおすすめです。 +++ 移動型・イベント・オンライン・間借り・シェア型書店・他業種の店舗内・山の上など多種多様なかたちで本を売る「いろいろな本屋」の活動について、8名の本屋店主の方々に執筆いただき、まとめた本です。本のすみかの店主も、無店舗時代のことを書いています。 参加本屋:くらしの本 ponte、ブックスタンドYori、Books移動祝祭日、クマヒコ書房、KAZENONE BOOK、杣Books、すなば書房、いどうほんやKOKO、本のすみか 発行:本のすみか ページ数:128 判型:B6判 発行年月日:2024年11月1日 初版 《こんな人におすすめ》 ・無店舗で本屋をはじめたいけれど、何からはじめたらよいか分からない人 ・参考になる事例を知りたい人
-
ロゴスと巻貝
¥1,980
小津夜景とは何者なのかが垣間見える、40篇の読書エッセイ 山本貴光さん(文筆家・ゲーム作家)推薦 細切れに、駆け足で、何度でも、這うように、 本がなくても、わからなくてもーー 読書とはこんなにも自由なのですね、小津さん 小津夜景さんはフランス・ニース在住の俳人です。綴る文章は言葉のつながりが瑞々しく、しなやかな連想に魅力があります。 これまでの著作では谷川俊太郎さんなどから帯の推薦コメントをもらい、書籍が文庫化するなど注目が集まっています。 本書は単なる読書エッセイではなく、これまでの小津さんの人生と、そこから結びつく本の記憶を手繰り寄せ、芳醇な言葉の群で紡ぎ合わせ、過去と現在、本と日常、本の読み方、人との交際などについて綴った一冊になっています。 (出版社紹介文より) 著者:小津夜景 出版社:アノニマ・スタジオ 発行年月:2023/12/28 +++ 自分が好きな本の傾向にどうしても偏りが出てしまうので、好きな作家が自身に影響を与えてくれた本を紹介してくれる本、すなわち「本の本」をよく手に取ります。 自分と好みが合うと思っている人が選ぶ本は、きっと自分の読書体験を広げてくれる一冊になるはずだから。 この本は単なる読書エッセイといったことではなく、著者の考えや過去のこと、日常などあらゆる方面に自由に伸びていきながらも感じ取れるメッセージが深く噛みしめたくなる文章が素晴らしいです。 とても読みやすいので、寝る前の一冊にもおすすめです。 《こんな人におすすめ》 ・自分の選書の幅を広げたい人 ・著者の考えに触れたい人
-
本とはたらく
¥2,310
中学校を辞めてインドで学び、独学でデザインをはじめ、みずから本をつくり届ける……装丁家・矢萩多聞はどのようにして本をつくる仕事についたのか。その半生をふりかえる自伝的エッセイ。 『偶然の装丁家』(晶文社/2014年)に加筆修正、この8年間の出来事のなかから、本の可能性をひろげるエピソード、3.5万字を書き下ろした完全版。 発行:河出書房新社 四六判・並製コデックス装・320頁 +++ 長く大切にとっておきたくなるような本をいつも出されている、矢萩多聞さん。 矢萩さんの幼いころから今までの人生を振り返る一冊です。 「あなたは、どう生きていきたいのか」 そんな宿題をつきつけられたかのような気持ちになります。 とはいえ全くかたくなく、お人柄そのものがにじみでているような、包み込むような温かさがあります。 一般的な書籍とは一線を画す、独特な綴じ方にも注目です。 「日々の暮らしのなかのちいさな出来事を型にはめて理解するのではなく、もっと大きなふかぶかとした流れのなかで受け入れる。なにを信じ、どう生きていても、ゆるがないものがある。ゆるぐものがあるとすれば、それは人間だけ。」(本文より) 《こんな人におすすめ》 ・人生に悩んでいる人 ・インドが好きな人 ・装丁家がどんな仕事か知りたい人