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中学校を辞めてインドで学び、独学でデザインをはじめ、みずから本をつくり届ける……装丁家・矢萩多聞はどのようにして本をつくる仕事についたのか。その半生をふりかえる自伝的エッセイ。
『偶然の装丁家』(晶文社/2014年)に加筆修正、この8年間の出来事のなかから、本の可能性をひろげるエピソード、3.5万字を書き下ろした完全版。
発行:河出書房新社
四六判・並製コデックス装・320頁
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長く大切にとっておきたくなるような本をいつも出されている、矢萩多聞さん。
矢萩さんの幼いころから今までの人生を振り返る一冊です。
「あなたは、どう生きていきたいのか」
そんな宿題をつきつけられたかのような気持ちになります。
とはいえ全くかたくなく、お人柄そのものがにじみでているような、包み込むような温かさがあります。
一般的な書籍とは一線を画す、独特な綴じ方にも注目です。
「日々の暮らしのなかのちいさな出来事を型にはめて理解するのではなく、もっと大きなふかぶかとした流れのなかで受け入れる。なにを信じ、どう生きていても、ゆるがないものがある。ゆるぐものがあるとすれば、それは人間だけ。」(本文より)
《こんな人におすすめ》
・人生に悩んでいる人
・インドが好きな人
・装丁家がどんな仕事か知りたい人
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