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幼い頃から当たり前のように漁業に接してきた著者。その家業から一時は逃げ出したが、月日を経て自らを育んできた環境が、当たり前ではないことを知り、人に伝えようという衝動に突き動かされる。
「魚は海におると思うな、山におると思え」という祖父から父へと受け継がれた教え。はじめはわからなかったこの言葉の真意はやがて、山が海を育んでいるという事実を知ることから、山と海といのちは 「すべてつながっている」ことに気付かされることになる……。
著者が食してきた伊勢湾の海の幸を始めとするイラストも多数収録!
【著】矢田 勝美 (やだ かつみ)
イラストレーター・著者・アーティスト 三重県鈴鹿市生まれ。
女子美術大学芸術学部デザイン学科グラフィックデザインコース卒業
2010〜2011年 女子美術大学芸術学部ヴィジュアルデザイン科 非常勤講師
著書多数。
『いのちをつなぐ海のものがたり』(ラトルズ刊)は、三重県鈴鹿市制70周年記念「斎藤緑雨文化賞」ドキュメント賞受賞、令和4年度より文部科学省検定済 高校生・国語の教科書『新編現代の国語』(東京書籍 )に掲載。
出版社 : ラトルズ : 初版 (2022/6/13)
発売日 : 2022/6/13
言語 : 日本語
単行本(ソフトカバー) : 112ページ
ISBN-10 : 4899775288
ISBN-13 : 978-4899775287
1800円(税別)
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柔らかなタッチのイラストや、自然を彩る色使いに一気に惹きこまれた一冊。
私たちが日ごろ口にしている魚一匹、海苔一枚の背景には、どれだけの苦労と人出、そして物語があるのだろうと考えさせられます。
まさに「命」をいただく行為。これから先も当たり前に採り続けられるとは限らない、自然の恵みの大切さを教えてくれます。
家族で環境保護や食の大切さを知るきっかけの一冊としてもご活用ください。
《こんな人におすすめ》
・海や漁業に興味がある方、自然や食文化に関心のある人
・お子様と山と海のつながりやいのちの大切さを学びたい人
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