-
空き箱
¥1,870
旅のあいまや、眠る前、何もしたくない時にも...... 心地よい「からっぽ」の時間に、そっと近くにいてくれる詩と写真。 ずっと昔から大事にしまっておいた宝箱のような、そんな詩集ができました。 「開けるまで、そこには何も入っていない。 何をしまって、どこに置いたかも覚えていない。 大切なものを箱にしまっては忘れていくように、 いつか通りすぎたかもしれない景色を そっと訪れてみてください。」 ーー「まえがき」より 目次 景色に置く 日なたに置く 街に置く 半ばに置く 記憶に置く 朝に置く 暇に置く ともに置く あとがき 刊行日:2024年8月8日 版型/ページ数:四六判 上製 136ページ 装幀・装画:名久井直子 +++ ああ、いつまでも本棚に差しておきたい本だなあ。 初めて手にしたときに率直に感じた気持ちです。 帯に書かれている通り、ぜひ「心がからっぽの時に」読んでほしい一冊。すると福永さんの詩が、枯れた心の井戸にぐんぐん水を湧かせてくれるような、染みわたっていくような感覚を覚えます。 そして詩に添えられた美しい写真。 詩の意味を頭で考えようとするのではなく、著者が感じたままを一緒に受けて自分の感性や心を磨いていくことができるような気がしました。 名久井直子さんの装幀もとても素敵です。 《こんな人におすすめ》 ・心が荒んでいるなあと感じる人 ・寝る前に心穏やかになりたい人
-
誕生日の日記
¥2,530
「どんな今日も、誰かの生まれた日」 誰かの誕生日の日付から始まる、15人の日記集。 「誕生日」は自分と関係のない日付でもあるし、どこかソワソワと意識する日でもある。カレンダーに印刷される公的な日付ではないけれど、完全に私的とも言えない日付。そんな狭間にあるものとしてイメージしながら、この本の編集を進めることにしました。 生まれてきたことを祝う気持ちも、疑って悩む気持ちも、ひとしく並んでいる本を目指しています。 また、日記における日付の性質を際立たせるために、ページ数(ノンブル)をつけず、日付を追って読み進めていただく造りになっています。 日記帳の中に紛れ込んだような、涼しげな読書体験を楽しむことができるかもしれません。贈り物にもおすすめです。(編集より) 著者:阿久津隆、いがらしみきお、イリナ・グリゴレ、植本一子、大崎清夏、金川晋吾、古賀及子、柴沼千晴、鈴木一平、pha、三宅唱、三輪亮介、me and you(久保山領、竹中万季、野村由芽) 造本:仲村健太郎、古本実加 発行:株式会社 日記屋 月日 +++ あなたにとって、誕生日はどんな1日ですか? 私はいい年をして、いくつになっても自分の誕生日は特別な1日なのですが、夫と出会い少し考えが変わりました。それは「自分にとっては特別な日かもしれないけれど、誰かにとってはなんてことない1日にすぎない」というもの。 以来、誕生日といえど特別扱いを求めるのではなく、穏やかに、実直に1日を過ごすことができるようになったような気がします。(どこかで寂しい気もしているのだけれど) ではみんなにとってはどうなんだろう。そんなことを考えながら手に取りました。 銀や赤で箔押しされた装丁も、高級感・特別感が感じられます。誰かへのプレゼントにもぴったりです。 《こんな人におすすめ》 ・大切な人にプレゼントしたい本を探している人 ・好きな作家さんがどんな誕生日への考えを持っているか知りたい人
-
生=創×稼×暮
¥1,980
[問い] あなたが生きるとき、創ること・稼ぐこと・暮らすことのバランスをどのように保っていますか。19名のつくり手による、上記の問いの回答をまとめたエッセイ集。 著者 ・小説家/大学生 新 胡桃 ・四つ葉のクローバーアーティスト 生澤 愛子 ・薪ストーブ職人(株式会社ファイヤピット代表) 大石 守 ・おおば製パン店主 大場 隆裕 ・農家・百姓/ファームガーデンたそがれ園主 菊地 晃生 ・詩人・国語教室ことぱ舎代表 向坂 くじら ・とおの屋要オーナーシェフ・株式会社nondo代表取締役 佐々木 要太郎 ・諏訪流鷹匠 篠田 朔弥 ・文筆家/博士(哲学) 関野 哲也 ・あんこや ぺ 店主 竹内 由里子 ・文筆家 土門 蘭 ・書店「かみつれ文庫」店主 西岡 郁香 ・花屋みたて店主 西山 美華 ・新渡戸文化学園 VIVISTOP NITOBEクルー 廣野 佑奈 ・古本よみた屋 副店長/文章で遊ぶ人 ブン ・はれやか農園代表 槇 紗加 ・江戸切子職人 三澤 世奈 ・本屋店主/モノ書き/時々大工 モリテツヤ ・空撮写真家/NaohPhoto 山本 直洋 発売日:2024年7月31日(水) 判型:B6縦変形 規格:上製丸背、天アンカット ISBN:9784991352805 +++ これまでありそうでなかった本。ひとり出版社「かくれんぼパブリッシング」の、初めての書籍です。 タイトルからも分かるように、冒頭からこのような問いを投げかけられます。 「あなたが生きるとき、創ること・稼ぐこと・暮らすことのバランスをどのように保っていますか。」と。 その問いに対して、有名無名、何かを成し遂げたか成し遂げていないかに関わらず、多様な方々が自分なりの答えを出していくというスタイルの書籍です。 有名な方の言葉ももちろんいいけれど、どうしても「私はこうはなれないし」「私とは違うしな」と自分事化して考えられないことも。 だからこそ自分に置き換えて考えられそうな職業や年齢の方のお話も多いので、どの方のお話を読んでいても「私だったらどうかな」とじっくり考えを巡らせながら熟読することができます。 ピンと来た方からバラバラに読んでいくのも良さそうです。 《こんな人におすすめ》 ・ゆっくりと立ち止まって生き方を見つめ直したい人
-
本とはたらく
¥2,310
中学校を辞めてインドで学び、独学でデザインをはじめ、みずから本をつくり届ける……装丁家・矢萩多聞はどのようにして本をつくる仕事についたのか。その半生をふりかえる自伝的エッセイ。 『偶然の装丁家』(晶文社/2014年)に加筆修正、この8年間の出来事のなかから、本の可能性をひろげるエピソード、3.5万字を書き下ろした完全版。 発行:河出書房新社 四六判・並製コデックス装・320頁 +++ 長く大切にとっておきたくなるような本をいつも出されている、矢萩多聞さん。 矢萩さんの幼いころから今までの人生を振り返る一冊です。 「あなたは、どう生きていきたいのか」 そんな宿題をつきつけられたかのような気持ちになります。 とはいえ全くかたくなく、お人柄そのものがにじみでているような、包み込むような温かさがあります。 一般的な書籍とは一線を画す、独特な綴じ方にも注目です。 「日々の暮らしのなかのちいさな出来事を型にはめて理解するのではなく、もっと大きなふかぶかとした流れのなかで受け入れる。なにを信じ、どう生きていても、ゆるがないものがある。ゆるぐものがあるとすれば、それは人間だけ。」(本文より) 《こんな人におすすめ》 ・人生に悩んでいる人 ・インドが好きな人 ・装丁家がどんな仕事か知りたい人
-
ナガオカケンメイの眼
¥2,860
「ロングライフデザイン」をテーマに発信する、ナガオカケンメイのメールマガジン全530通から厳選、107話を収めました。 メールマガジンを通じて生まれ整えられたナガオカケンメイのものの見方(眼) ロングライフデザインを活動のテーマとして23年が経ちます。この本はその想いをどうしても、一緒に働くスタッフや起業した仲間、取り扱い商品に関わる取引先、そしてお店に来てくださるお客さまに伝えたくて、2012年10月から書き始めた「ナガオカケンメイのメール」というメールマガジンの中から選りすぐった 約107話でつくったものです。 (略)タイトルは当初、これまでのスタイルを意識した『ナガオカケンメイの想い』でした。中に綴られたものは、まさに「僕の想い」。このまま出版される計画で進んでいたある日、いろんな意味で激動する社会情勢や毎日の生活の中で、SNSなどを通じて大切な生活や自分自身を見失わずに過ごすという現代の感覚で、「メールマガジン」を書いてきたことにあらためて気づきました。 それはおそらく僕だけでは当然なくて、多くの人がメディアの大小に関係なく、「続ける」ことで積み上げていることがある。僕にとって「ナガオカケンメイのメール」はまさにそれであることに気づき、 タイトルを『ナガオカケンメイのメルマガ』と変更する意味で『ナガオカケンメイの眼』としました。(後略) 【著】ナガオカケンメイ(D&DEPARTMENT 創設者/デザイン活動家) すでに世の中に生まれたロングライフデザインから、これからのデザインの在り方を探る活動のベースとして、47の都道府県にデザインの道の駅「D&DEPARTMENT」をつくり、地域と対話し、「らしさ」の整理、提案、運用をおこなっている。2009年より旅行文化誌『d design travel』を刊行。2012年より東京渋谷ヒカリエ8/にて47都道府県の「らしさ」を常設展示する、日本初の地域デザインミュージアム「d47 MUSEUM」を発案、運営。2013年毎日デザイン賞受賞。 本体サイズ :横 120mm 奥行 25mm 高さ 172mm 発売日2023年9月14日/B6判変型/並製/400ページ/平凡社刊 ISBN:978-4-582-62077-1/Cコード:C0095 +++ ・素敵な暮らしをしている人は、必要なモノを今すぐ買わないという「我慢がある」 ・人はそう簡単には変わらない。変わるとしたら自分で気づくことだ ・買い物はある意味の「支援」や「何かを育てる行為」でもあります など、裏帯に書かれた言葉の数々にグサリと胸を刺されました。 さて、D&DEPARTMENTの創設者として知られるナガオカケンメイ氏が考える、その答えとは。 《こんな人におすすめ》 ・暮らし、生き方、日常の中から生まれる気づきや発見について、他者の視点から考えたい人、知りたい人
-
いのちをつなぐ海のものがたりー未来に続くいのちの循環ー
¥1,980
幼い頃から当たり前のように漁業に接してきた著者。その家業から一時は逃げ出したが、月日を経て自らを育んできた環境が、当たり前ではないことを知り、人に伝えようという衝動に突き動かされる。 「魚は海におると思うな、山におると思え」という祖父から父へと受け継がれた教え。はじめはわからなかったこの言葉の真意はやがて、山が海を育んでいるという事実を知ることから、山と海といのちは 「すべてつながっている」ことに気付かされることになる……。 著者が食してきた伊勢湾の海の幸を始めとするイラストも多数収録! 【著】矢田 勝美 (やだ かつみ) イラストレーター・著者・アーティスト 三重県鈴鹿市生まれ。 女子美術大学芸術学部デザイン学科グラフィックデザインコース卒業 2010〜2011年 女子美術大学芸術学部ヴィジュアルデザイン科 非常勤講師 著書多数。 『いのちをつなぐ海のものがたり』(ラトルズ刊)は、三重県鈴鹿市制70周年記念「斎藤緑雨文化賞」ドキュメント賞受賞、令和4年度より文部科学省検定済 高校生・国語の教科書『新編現代の国語』(東京書籍 )に掲載。 出版社 : ラトルズ : 初版 (2022/6/13) 発売日 : 2022/6/13 言語 : 日本語 単行本(ソフトカバー) : 112ページ ISBN-10 : 4899775288 ISBN-13 : 978-4899775287 1800円(税別) +++ 柔らかなタッチのイラストや、自然を彩る色使いに一気に惹きこまれた一冊。 私たちが日ごろ口にしている魚一匹、海苔一枚の背景には、どれだけの苦労と人出、そして物語があるのだろうと考えさせられます。 まさに「命」をいただく行為。これから先も当たり前に採り続けられるとは限らない、自然の恵みの大切さを教えてくれます。 家族で環境保護や食の大切さを知るきっかけの一冊としてもご活用ください。 《こんな人におすすめ》 ・海や漁業に興味がある方、自然や食文化に関心のある人 ・お子様と山と海のつながりやいのちの大切さを学びたい人
-
レストランふろ
¥1,870
「レストランふろ」って なんだろう? こうたくんの目の前に突如あらわれた、「レストランふろ」と書かれたのれん。思い切ってくぐってみると、なんだかいい匂いが漂ってきます。奥へ進むと、見えてきたのは大きくておいしそうな料理の数々。 あれ、よく見ると、中には人の姿が。ラーメンに天ぷら、ほかにもたくさんの食べものを、肩まで浸かりながらいただきます。真上から見たり、真横から見たり、麻生知子さんのユニークな視点から描かれた「食べもの×お風呂」の世界を、じっくりゆっくりご堪能ください。 【編集担当からのおすすめ情報】 麻生知子さんのお好きなものは、食べ放題と温泉。それらが結びついた「レストランふろ」の中には、独特な構図で描かれた料理がたくさん出てきます。眺めているだけでよだれが出てしまう、おいしくてあたたかい世界をおたのしみください。 【著】麻生知子 1982年、埼玉県生まれ。2006年頃から、油絵の制作と発表をしている。2008年より、友人の画家・武内明子とともに、日本全国を旅して作品の題材と展示場所を探し、制作し、その土地で発表する“ワタリドリ計画”の活動もしている。2023年までに、全国約30カ所とカナダで、旅と展覧会をしてきた。また、山内龍雄芸術館の運営も行っている。神奈川県藤沢市在住 発行:小学館 発行年:2023年 サイズ:240 × 240mm ページ:32p +++ 麻生さんの描く世界は、どうしてこんなに美味しそうで、どこかリアルで、ワクワクするのでしょう。 「○○ちゃんは、どんな食べ物のなかにはいりたい?」と会話が弾み、子どもは大興奮、大人もクスッと笑える独創性のある作品です。 文字は日本語のみで書かれていますが、日本の文化を知りたい、好きな外国の方も興味をもって買ってくださったこともありました。レストランふろの魅力は、世界共通なようです。 《こんな人におすすめ》 ・子供と一緒に楽しめる一冊を探している人 ・友人、知人のお子様にプレゼントする絵本を探している人
-
サード・キッチン
¥990
念願叶ってアメリカの大学に留学するも、英会話がままならずひとりぼっちの尚美は、ある日、人種や性別などあらゆるマイノリティが集う特別な学生食堂に招かれる。 手作りの多国籍な料理に癒されると同時に、自らに潜む偏見や差別意識に気付いた尚美は初めて自分と深く向き合う―時に傷つき、傷つけながらも仲間と支えあい前へ進む姿に感涙する、青春小説の傑作! 白尾悠[シラオハルカ] 神奈川県生まれ。東京育ち。米国の大学を卒業後、帰国し、現在はフリーの企画者/マーケター。第16回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞&読者賞をダブル受賞し、2018年に受賞作を収録した『いまは、空しか見えない』(新潮文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。 版元:河出文庫 ページ数:392ページ ISBN:978-4-309-41928-2 発売日:2022.11.05
-
ウラオモテヤマネコ
¥2,200
SOLD OUT
世界で最も美しい本コンクール銀賞受賞作家が描いたネコが主役の名作絵本。『ウラオモテヤマネコ』が装い新たにKISSA BOOKSより復刊。 ウラオモテヤマネコの口癖は「まぁ裏の世界からみれば 裏が表で表は裏なのだけれど」 空の宇宙。 風の宇宙。 光の宇宙。 少女とネコはさまざまな宇宙を旅します。 うつくしさ。永遠。孤独。 描かれているのは、世界。 【初回限定特典】 初回限定で特別に女の子からウラオモテヤマネコへ向けたお返事の封筒付きお手紙をお付けします。 本文はCMYK+特色金を使った5色印刷。 タイトルは活版印刷。 ネコのお腹の部分はくり抜き加工が施され、見返しに刷られた煌めく星を見ることが出来ます。 本作品は、2015年、イリオモテヤマネコ発見50周年を記念して堀之内出版より刊行されたものを2023年に装丁を新たに KISSA BOOKS より復刊しました。 井上奈奈【著】 作家。16 歳のとき単身でアメリカへ留学し、美術を学ぶ。 武蔵野美術大学卒業。国内外での個展やアートフェアにて作品発表を続ける。2017 年、著作の絵本『ウラオモテヤマネコ』(堀之内出版)、『くままでのおさらい』(ビーナイス)の 2 作品が舞台化。2018 年、絵本『くままでのおさらい』特装版(ビーナイス)がドイツ・ライプツィヒにて開催された「世界で最も美しい本コンクール」にて銀賞を受賞。2022 年、初の作品集となる『星に絵本を繋ぐ』(雷鳥社)を刊行。その他の著作に『PIHOTEK 北極を風と歩く』(文・荻田泰永/講談社)、『猫のミーラ』(よはく舎)、『せかいねこのひ』(新日本出版社)、『さいごのぞう』(キーステージ 21)などがある。 出版社 : KISSA BOOKS 発売日 : 2023/2/2 言語 : 日本語 単行本(上製) : 32ページ ISBN-10 : 4910943015 ISBN-13 : 978-4910943015 寸法 : 15.5 x 20 x 0.9 cm +++ 心温まりながらも、どこか自分の日ごろの行いについてハッとさせられそうな、大人も子供も楽しい絵本です。 井上奈奈さんの絵本はどれも装丁が素敵なことで知られています。 エピソードもさることながら、上質な紙やくりぬき加工、活版印刷など手に取って何度も触りたくなる、ずっと本棚にとっておきたくなるような一冊です。 《こんな人におすすめ》 ・友人、知人の子供へのプレゼントとなる1冊を探している人 ・優しい気持ちになれる1冊との出会いを求めている人
-
おなみだぽいぽい
¥1,650
だから なきました おなかのおくに ある かたまり ふつふつ ぜんぶ なみだに なるように じゅぎょうのとき せんせいのいうことわからなくて なみだこぼれそうなときあります。 …わたしのなみだがしみこんだ、ぱんのみみ。それを投げると、トリがキャッチして食べてくれて…。 うまく言えない、泣きたい気持ちに、そっと寄り添う名作誕生。 子どもも大人も、心の奥にしまっていた何かを思い出すストーリーと、斬新で色鮮やかな絵。 数々の書籍の装画を手がける著者が、長年温めつづけた初めての絵本、満を持して発刊。 読者対象 0歳~100歳超 著: 後藤美月(ゴトウミヅキ) 1981年、三重県生まれ。名古屋デザイナー学院卒業後、子どもの本専門店メリーゴーランドに勤務。その後、イラストレーターを目指し上京する。書籍装画や新聞挿絵などの仕事を行うかたわら、絵本制作に取り組む。本作が、初めての自作絵本になる。 定価:1,500 円+税 判型:A4変形上製 頁数:32 ページ 発刊:2017年06月20日 ISBN:9784903908977 装丁:漆原悠一 +++ 少し抽象的な内容ではあるのですが、読むたびに発見があり「ああ、嫌なことがあったって、何度だって立ち上がれるよな」と元気をもらえる作品です。 難しいかなと思ったのですが、うちの娘(当時1歳半~2歳ころ)も大好きな絵本です。泣いている主人公が出てくるたびに、絵本に向かって「いいこいいこ」しています。 《こんな人におすすめ》 ・悩んでいる誰かにそっと寄り添いたい人 ・職場や学校生活でえも言われぬ悩みを抱えている人
-
とびきりおいしいおうちごはんー小学生からのたのしい料理ー
¥1,760
本当においしい!「食」を伝える簡単レシピ。 原宿にrestaurant eatripを開き、世界一予約の取れないレストラン「シェ・パニース」で修業した経験もある野村友里が、大人も驚くおいしさのレシピを、子どもがつくれるようにアレンジ。 唐揚げやチーズオムライス、ハンバーグや生姜焼きなどの基本の料理から、シェファーズパイ、お花しゅうまい、皮からつくるもちもち水餃子やラーメン、だしの取り方や手作りウスターソースまで、卵、肉、野菜、魚の料理を、約40レシピ紹介。 レシピのほか、食の大切さや命をいただく大切さについても絵本仕立てで紹介し、「いつも何気なく口にしている食材はどこから来ているのか」といった食の本質について、三宅瑠人のイラストで、わかりやすくたのしく伝えます。 コラム一例: ・おいしいってなに? ・卵は命をいただくこと ・スーパーで売っているお肉の原型、想像できる? ・野菜の土の下には何がいる? ・季節によって、食べられる魚の種類は変わる ・いろいろな姿に変化する、米と小麦 野村友里による「食べることは生きること」というメッセージが込められた、ずっと大切にしたくなる、本質的な料理の本です。 著:野村友里 版元:小学館 P128 B5判ソフトカバー 2023年7月刊 +++ KAZENONE BOOKが移動本屋を出店する先々で大人気の一冊です。 主に小学生程度のお子様がいらっしゃる方が、お子様と一緒に料理をすることを想像して買って行かれることが多く、いつもこちらまで明るい気持ちさせてもらっています。 もちろん大人の方にもおすすめです。 《こんな人におすすめ》 ・最近子どもが料理をしたい!と言ってきて、時間を作ってあげたいと思っていた人 ・料理の基本を知りたい人
-
コジコジにきいてみた。モヤモヤ問答集
¥1,100
「勉強しないとダメですか?」「カッコよくなりたい」「死んだらどうなるの?」 みんながモヤモヤする100の問いにコジコジが答えます。想像のはるか上をゆく回答の数々に驚き、笑い、ときに立ち止まってしまう。さくらももこさんが大切にしたコジコジのエッセンスを凝縮した1冊です。 さくらももこさんと親交のあった哲学者・土屋賢二さんの解説つき。 東京・立川のPLAY! MUSEUMで開催の「コジコジ万博」(2022年4月23日-7月10日)にあわせて刊行するポケットブックです。 2022年4月4日発売 定価:税込1,100円(本体1,000円+10%) 文・絵:さくらももこ 文(質問):永岡綾 編集:永岡綾・奥山千尋(ブルーシープ) 装丁:有山達也、山本祐衣(アリヤマデザインストア) 仕様:A6、並製、112ページ ISBN: 978-4-908356-36-0 ◎さくらももこ 1965年静岡県静岡市清水区(旧・清水市)生まれ。1984年、漫画家デビュー。代表作にちびまる子ちゃん』『コジコジ』『神のちからっ子新聞』、セルフパロディ漫画『ちびしかくちゃん』など。エッセイ『もものかんづめ』『さるのこしかけ』『たいのおかしら』(以上、集英社)は、3年連続ミリオンセラーを記録。漫画、絵本、エッセイ、作詞楽曲など、その作品は多岐にわたる。2018年永眠。 +++ 文庫サイズの可愛らしい一冊。 日常生活におけるモヤモヤについて、コジコジがゆるくアドバイス(?)をくれます。 カバンの中に忍ばせておいて、自分の中で解決できない疑問をコジコジに聞いてみてください。きっと、どんなことも大したことじゃないなって気が晴れるはず。 《こんな人におすすめ》 ・悩みを笑って解決したい人 ・なんだかモヤモヤしてる人 ・悩んでいる友人に一冊本を贈りたい人
-
散歩するつもりじゃなかった
¥1,000
第三刷、完成! 『散歩するつもりじゃなかった』 東京・下町暮らしの街歩きエッセイストが綴る、日々の記録を綴った日記zine。 2022年5月29日に行われた文学フリマで販売した新作です。 ーーー ちょっと外へ出ただけだったのに、気づけば3時間も経っていた。 なにもないような日常も、視点を変えれば新しい発見が見つかる。 見慣れた近所も、ありふれた光景も。 わたしたちには、もっと楽しくなれるパワーが眠っている。 街歩きエッセイスト・チヒロが綴る、作為のない日常の記録。 ドラマチックなことは起こらないけれど、 日々の色鮮やかなあれこれ。 そんな世界に魅せられて、 今日も散歩は予定の2倍を超える壮大な旅に。 ーーー 著者:チヒロ(かもめと街) 表紙イラスト:小泉理恵 デザイン:安藤萌香 価格:1,000円(税込) 文庫判/ 126P +++ 当店ではおなじみの、浅草出身の街歩きエッセイスト、チヒロさんの日記ZINE。 チヒロさんのZINEはたくさん出ていますがどこから読んでも面白いですよ。 お店に置けば本当にたくさんの方にお手に取っていただける可愛らしい表紙も魅力のひとつ。ぜひ、散歩のお供に。 《こんな人におすすめ》 ・お散歩好きな人(特に東東京) ・ホッと一息つきたい人 ・寝る前の一冊が欲しい人
-
振り返らずに、船はゆく
¥1,210
右往左往するのが人生。 そう、認められたらいいのに。 2022年11月1日から2023年2月2日までの日記。生活の違和感と正面から向き合い、誰かの理想の暮らしをインストールするでもなく思考と実験を続ける日々を書き留める。 累計発行部数1,500冊を超えるかもめと街の日記シリーズ、『散歩するつもりじゃなかった』『決めない散歩』『この先になにかあると思ったのだ』に続く、最終巻! [本文より] 11月1日 朝から満員電車に乗ってクリニックへ。治療のすべてに怯え、変化を怖がるわたしを見て今回も夫が付き添ってくれた。「今まで君任せにしてきたから」という言葉に少し救われた。 12月17日 夜ごはんは回転寿司へ。「イクラ!」と威勢のいい声で叫ぶ隣のちびっ子。お父さんが慌てて「ちょっと待って!」と制すると「じゃあお持ち帰りのイクラ!」とめげない子ども。ふたりのやりとりが微笑ましい。 12月25日 今年うまくいかなかったり断ったり、断れたことによって守られたことが確実にあったということ。そこにようやく目が向いてきた。 1月29日 昼ごはんはみやちへ。天ぷらが完売で、きつね中華そばという、中華そばの上にきつねがトッピングされたラーメン。違和感がないのが不思議なくらいおいしい。「寒いからコート羽織ってから外に出てね」と言ってくれるお母さんの優しさ。 1月31日 映画を見終わった後、海辺へ行く。海面が光に照らされて煌めく。その様子を通りがかったブレザーの制服を着た女の子が「海、きれいすぎなんだけど!」と言いながらチャリを漕ぐ。 著者:チヒロ(かもめと街) 表紙デザイン :JAROS 本文デザイン:安藤萌香 価格:1,210円(税込) 文庫判/ 138P +++ 当店ではおなじみの、浅草出身の街歩きエッセイスト、チヒロさんの日記ZINE。 チヒロさんのZINEはたくさん出ていますがどこから読んでも面白いですよ。 お店に置けば本当にたくさんの方にお手に取っていただける可愛らしい表紙も魅力のひとつ。ぜひ、散歩のお供に。 《こんな人におすすめ》 ・ホッと一息つきたい人 ・寝る前の一冊が欲しい人
-
この先になにかあると思ったのだ
¥1,100
『散歩するつもりじゃなかった』『決めない散歩』に続く下町暮らしの日記、第3弾!2022年8月から10月の記録。 「でもどこかで、そんな予定調和な計画なんてつまらないな、と思っている自分がいる。」街歩きエッセイストが綴る、惑い続ける日々と暮らしに潜む可笑しみ。書き下ろしエッセイも収録。 著者:チヒロ(かもめと街) 表紙デザイン :JAROS 本文デザイン:安藤萌香 価格:1,100円(税込) 文庫判/ 120P +++ 当店ではおなじみの、浅草出身の街歩きエッセイスト、チヒロさんの日記ZINE。チヒロさんのZINEはたくさん出ていますがどこから読んでも面白いですよ。 お店に置けば本当にたくさんの方にお手に取っていただける可愛らしい表紙も魅力のひとつ。ぜひ、散歩のお供に。 《こんな人におすすめ》 ・ホッと一息つきたい人 ・寝る前の一冊が欲しい人 当店ではおなじみの、浅草出身の街歩きエッセイスト、チヒロさんの日記ZINE。 なんていうのでしょうかね。 手にした瞬間、ポッと手のひらに温かさが灯るような 「まだまだ私、大丈夫」と思えるような。 そっと寄り添ってくれる、そんなZINEだなと思いました。 お店に置けば本当にたくさんの方にお手に取っていただける 可愛らしい表紙も魅力のひとつ。 ぜひ、散歩のお供に。 *こんな方におすすめ ・優しさが欲しい人 ・ホッと一息つきたい人 ・寝る前の一冊が欲しい人
-
決めない散歩
¥1,100
過ぎてみれば、けっして悪い日ばかりではなかった。 東京・下町暮らしの街歩きエッセイストが綴る、作為のない日常の記録。『かもめと街』というブログを始めて5年。 気ままな散歩で見つけた、ささやかだけれど心に留まった街の光景。夫婦ふたり暮らしの日常や書く仕事の葛藤など。人に話すほどの出来事はないけれど、誰かとひっそり共有したい日々のこと。 『決めない散歩』 著者:チヒロ(かもめと街) 表紙イラスト:小泉理恵 デザイン:安藤萌香 文庫判/ 112P +++ 当店ではおなじみの、浅草出身の街歩きエッセイスト、チヒロさんの日記ZINE。 チヒロさんのZINEはたくさん出ていますがどこから読んでも面白いですよ。 お店に置けば本当にたくさんの方にお手に取っていただける可愛らしい表紙も魅力のひとつ。ぜひ、散歩のお供に。 《こんな人におすすめ》 ・ホッと一息つきたい人 ・寝る前の一冊が欲しい人 ・お散歩が好きな人
-
きみがうまれたひ
¥1,430
この絵本は子どもが生まれるときに控え室で待っていた著者が、期待と不安の気持ちの中で綴った文章、成長の記憶や匂いが消えてしまわないように、そっと瓶にいれるような気持ちで書いた文章が元となっています。 生まれた直後に子どもに聴覚障害があるとわかりました。「聴こえないのであれば、絵や文で伝えることができるのでは」と思い絵本にした1冊です。 この絵本がひとりひとりの心にそっと手を差し伸べることができれば、と願っています。 さく・え:なるかわしんご ハードカバー 仕様 +++ 著者が親の目線で感じたことを、かわいいイラストと一言の文章と共に綴られた優しい絵本です。 私の娘ももうあっという間に2歳です。 大変なことも増えてきましたがその度に、「この一瞬は永遠ではない」とできるだけ思うようにしています。(そうは達観できないことも多いけれど……) この絵本を初めて読んだとき、大好きな娘のことを思い出して、胸がきゅうっとなりました。 お子様がいらっしゃる親御さんはもちろん、出産祝いなどのプレゼントにも素敵です。 《こんな人におすすめ》 ・目の前の日々を過ごすことに精いっぱいで後ろめたさを感じている、お父さんお母さん ・友人の出産祝いを探している人
-
好きよ、トウモロコシ。
¥1,650
家族の食卓、上京した朝、あの夏の恋——。 レコーダーを再生するように記憶が溢れ出す。 糸井重里氏、麒麟・川島明氏推薦! 人の心の機微やノスタルジーを繊細に描く文章に定評があり、Webメディアを中心に人気を集めるエッセイスト 中前結花の初エッセイ集です。 書き下ろしを含む14篇を収録。 装画、挿絵はイラストレーターの北村人氏が担当しています。 「どんぐりを拾うみたいに、プールのなかで宝探し遊びをするみたいに、ビービーダンを集めるみたいに。とりとめもないけど、わたしにはきらきら光って見えたもの。そんなものを集めてそっと書いてみようと、この本はそういうわけなのです。」(「はじめに」より) <目次> 「ぼく、賛成です」 赤に光る回鍋肉 わたしのタイプライター 踊るほっぺ ミイラの朝 真夜中はヒーロー プールの底で考え中 ここは下北沢 宇宙のカレ ラジオとスター ホワイトアスパラふたつ ベンッ お住まいはどちら? 好きよ、トウモロコシ。 +++ 初めてnoteで中前さんの文章を読んだとき「ああ、こういう文章を書ける人がいるなら、私は叶わないな」と思いました。そのくらい自分が目指している、柔らかく温かく、人に寄り添い、言葉を届けてくれる人だと思いました。 一つ目のエッセイのテーマは、東京で初めて一人暮らしをされたときに中前さんが選んだ、田端での話。私が今住んでいるエリアです。 そんなご縁もあり、直接会ってお話するような関係になった中前さん。 きっとあなたの心に響く一節に出会えるはずです。 《こんな人におすすめ》 ・良い文章に触れたい人 ・読みやすいエッセイを探している人 ・家族の温かさを感じたい人
-
仏像えほん
¥2,200
仏像ってなんだろう? 仏像にはどんな種類があるの?どんな素材で作られているんだろう? 知っているようで知らない仏像の世界。 人々の幸せを願う〈祈り〉のかたちとして、いろいろな国の歴史と文化が混ざり合い、百年、千年と時代にあわせて形を変化させてきた仏像。 そんな多様な仏像の面白さと、そのヒミツを、カラフルで楽しいイラストとともに、ユーモラスにわかりやすく解説。子どもから大人まで、理解が深まる絵本です。 自由な想像力や豊かな表現力でつくられた個性あふれる仏像の魅力を知る、はじめの一歩となる入門絵本に。 《対象年齢》 読んであげるなら:5・6才から 自分で読むなら:小学中学年から 全漢字ふりがなつき 《ひとこと》 仏像えほんには、FSC®森林認証をうけた紙を中心に、古紙パルプや非木材パルプ配合の紙を選びました。捨てられるはずだったインキやノンVOCインキを使用し、印刷しています。 《作家コメント》 仏像が好きな、小さな仲間が増えたらうれしいなという思いから、長い手紙をしたためるような気持ちで作りました。イチ仏像好きによる、仏像の絵本です。 好き!と感じる仏像の造形的な面白さの奥に目をこらすと、仏教はもちろん、千年単位の時間や色々な国の歴史、思想、文化たちが輪になって踊っている姿が見えてきます。 そして、その輪の真ん中には、時間も国も立場もなく、お祈りの気持ちがすっくと立っています。年々、強くそう思います。この絵本が、私にとって改めて仏像に出会い、好きになるきっかけになってくれたように、皆様にとってもそうでありますように。願わくは、仏像をとりまく様々なものへの好奇心を広げる冒険の扉になりますように! 発売日 :2022年4月8日 価格 :2000円+税 発行 :YAMAVICO HAUS[株式会社 横浜アニメーションラボ] ブックデザイン:後藤寿方(DK) プリンティングディレクター:花岡秀明 印刷 藤原印刷株式会社 判型 :B5変型判 サイズ :257mm x 191mm ページ数:40ページ 本の種類:日本語 ISBN :978-4-9910506-2-6 +++ 私の母と妹は、時間があれば美術館やお寺に仏像を見に行く、仏像を推してやまない親子です。 そんな二人を横目に、「はて、仏像とはなにがよいのやら……。どれも違いが分からないし、見た目も一緒に見えるし……」と思って一緒に美術館についていくことはこれまで一度もありませんでした。 でも、きっと何か魅力があるのだろうな。だからこうして百年、千年経っても人々を惹きつけているのだろうな、と気にはなっていたんです。 そんな私の???の答えが分かりやすく、イラストとテキストで紹介されているのがこちらの一冊です。 すべての漢字にフリガナがふってあるのでお子様でもきっと楽しめるはず。もちろん、大人の方でも。 この本があれば、みんな退屈そうにしている修学旅行のお寺巡りなんかも、きっと一生の経験になるんじゃないかと思うのです。 《こんな方におすすめ》 ・子どもや友人知人に、仏像の魅力を知ってほしい人 ・仏像ってなにがいいのかよく分からない、けど知りたいと思っている人
荒川区を中心に活動している、ちょっとおせっかいな本屋「KAZENONE BOOK」です。
さまざまな場所を転々としながら
間借り本屋をしたり、イベントに出店したりしています。
本・本屋というツールを介して
ときに世間話を楽しんで、おすすめの本を紹介し合って、お困りごとを聞いて助け合って……。
そんな街の本屋を目指しています。